ローザンヌ国際バレエコンクールで優勝しました。
記事を書くのが遅くなってしまいましたが、
凄い事なので書き止めて置こうと思います。
若手バレエダンサーの登竜門として知られる
ローザンヌ国際バレエコンクールで優勝すると言う事は
文字通り将来を期待されるダンサーだと言う事です。
このコンクールでは、23年前に日本人として熊川哲也さんが
金賞を受賞して以来の快挙です。
しかも、今回の菅井円加さんは、クラシック部門と
現代バレエのコンテンポラリー部門のダブル受賞と
なっています。
審査員の満場一致というから更に凄い事です。
もともと、バレエの世界では日本人は体系的に
不利だと言われていて、国際コンクールで優勝する事は
かなり難しいのです。
今の日本人の体系も良くなったとは言え、欧米人に
比べると未だ相当の差があります。
それが今回は、日本人は19人参加して、最終選考の
21人のうちに5人も残ったということも驚きです。
体系的には、昔のイメージのバレリーナとはちょっと違いますよね。
昔みたいにガリガリなダンサーは、今は問題もあるような
事を聞きます。
以前に、プリマドンナが体重が増えた事を理由に
バレエ団をくびになった事があります。
今は、細ければ良いと言うものではないようです。
イタリアのモデルの世界では、細すぎるモデルは
大きなショーには参加できなくなってきているようです。
健康的な体系と言うものが、美の世界にも入って
きているのでしょう。
この大会の特徴として、さっき書いたように若手ダンサーの
登竜門と言うだけあって、将来性を見据えた選考となっています。
つまり、今の踊りだけではなく、将来伸びるという可能性を
見た選考となります。
日本人の踊りが、今後のバレエ界で伸びてくる可能性を
秘めていると考えても良いのかも知れません。
菅井さんには、行きたいバレエ学校への一年間の留学と
奨学金の権利が与えられます。
そこで更にステップアップして、世界的なダンサーに
なって活躍してくれる事でしょう。
コンクールの時の映像で見ると、シャープな大人びた
表情でしたが、帰国の時の普通の素顔を見ると
高校生らしい可愛い感じでした。
そのギャップが良いですね。
本当に、普通の高校生と同じ生活を、日本でして
いながら、初めての国際大会で優勝するとは
度胸も良いのでしょう。
これからは、プロを目指してレッスンをして
行かなければ行けませんが、普通の女の子としての
生活も続けて欲しいなと思います。
これからの活躍に期待します。
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