産出試験が、予定より一日遅れて今日から開始されました。
場所は愛知県渥美半島の沖70キロです。
このメタンハイドレートと言うのは、メタンガスと水が
結晶化した氷のような物質で、それを分解してガスの
採取を試みています。
海底1000メートルに4本の井戸を掘って行うのですが、
この井戸のパイプを安定的に保つ事が難しく、
日本の技術力が発揮されています。
波による揺れや移動を、コンピューターで感知、制御して
船の位置を保つのです。
日本近海には、メタンハイドレートが豊富に有ると
言われていて、その量は国内の天然ガス消費量の
100年分くらいだと言う事です。
でも、その100年分と言うのが豊富な量なのかと
言えばどうなのか疑問の残るところです。
僕たちの世代ではなく、3〜4代先までと言う事に
なるのでしょうか。
それまでに効率的なエネルギー資源を見つけるか、
自然エネルギーを使っていけるようになるか。
一時期はしのげるけど、根本的な解決にはならない
ような気がします。
天然資源の乏しい日本にとっては、ありがたい事
だと言う事はいえるでしょうが。
海底油田の話もあるし、まだまだ見つかっていない
ものが出てくる事もあるでしょう。
ただ、根本的にはエネルギー消費をどれだけ少なく
出来るかと言う事の方が大切だと言う事を
忘れてはいけません。


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