上がろうとした時に、隣の下りエスカレーターから
降りて来た車椅子の人を見かけました。
特別な事ではないんですが、これはびっくりしましたよ。
何で驚いたかと言うと、その人は一人で乗って
降りてきたのです。
普通は、介助者がいて乗せるか、駅員さんが
一旦止めて乗せたりするものです。
でも、その人は自分一人で動いているエスカレーターに
乗ってきたみたいなのです。
その人の前後には誰もいないし、一人で降りて、
ささっと向きを変えて、すぐに移動して行ったんです。
車椅子をエスカレーターに乗せる時には、
上りだとそのままの向きですが、下りは逆向きなんですね。
つまり背中が下で足が上の方向。
下っている時は、後ろ向きに体が倒れています。
その状態で乗り込んだと言う事になります。
ちょっとずれると落ちてしまいそうな状態です。
しかも、そのエスカレーターは、車椅子用の
乗降部分がフラットになっているタイプではなくて、
通常のすぐに段になっているものなのです。
フラットタイプだったら、位置を調整する時間が
少しはあると思いますが、通常のタイプだと、
乗った瞬間に位置が決まってしまうでしょ。
それに後ろ向きで一人で乗り込むと言うのは、
結構怖いんじゃないかと思います。
見たのは降りてくるところだったので、どんな具合に
乗り込んだのかはわかりません。
でも、すぐ下の人と間が無かったから、前の人に続いて
すぐに乗ってきた事を示しています。
これが自立していると言う事なんだねと、妻と顔を
見合わせていました。
車椅子である事を全く感じないかのような人でした。


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