いよいよスカイツリーの送信塔としての役割が始まった。
NHKの送信も同時に行われたようで、東京タワーの
送信塔としての役割も終わろうとしている。
東京タワーよりも高いスカイツリーからは、
これまでよりも広い範囲に電波を届ける事が
出来るようになった。
小さい時から見ていた東京タワーが、役割を終えると
言うのは、やはり寂しい気持ちになってくる。
偶然ではあるが、東京タワーが出来たのは、
僕が生まれた年であり、自分のこれまでの人生と共に
歩んできた事になる。
それが時代の流れもあり、一つの区切りを迎えようと
しているのは感慨深いものがある。
とは言え、東京タワーが完全に役割が無くなるかと言うと
そうではなくて、依然としてここから電波を送信する
ものもあるようです。
全ての送信が、スカイツリーに移行するのではないみたいです。
それとこれからの一番の役割は、スカイツリーの補助として
残って行くようなのです。
万一、スカイツリーにトラブルや障害が起こった時には、
これまでのように東京タワーから送信できる体勢を
取っているようです。
ひょっとして、東京タワーも大阪の大阪タワーのように
解体されてしまうのかと思っていたところもありましたが、
そのまま残されて、まだ少ないながらも働き続けるので、
何か救われる思いがします。
日本のシンボルの一つでもあったし、自分と一緒にこれからも
生き続けていって欲しいと思います。
新しいものが出来て、古いものが姿を消して行く。
時の流れは無常なものですが、その中でもひっそりと
行き続けているものがある。
そこに記憶の継承が続いて行くのでしょう。
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