順調に育って、いまや窓全体をうっすらと覆うように
なった我が家のゴーヤ。
甘く見ていたというか、これまで上手く育たずに
途中で枯れてしまっていたこともあり、
そんなに大きくないプランターに植えていました。
ところが予想を良い方に裏切って、大きく育って
くれたのですね。
その為に、水を良く吸い上げていて、朝たっぷり水をやっても、
午後からは土の表面が乾いてしまうくらいになっていました。
このままでは、今年の夏を乗り切る事が出来ないんじゃないか。
水が切れて枯れてしまう恐れが出てきたのです。
ずっと様子を見て水をやれないときがあるからです。
となると方法は一つ。
大きなプランターに移し変える事でした。
でも、一般的にはここまで育ったものを移し変えると、
それによって枯れてしまう恐れが多分にあります。
プランターとにらめっこをして、こうやって、ああやって。。。
よし、多分いける!
そう思ったら今度はなるべく早い方が良い。
本格的な夏になる前の、曇りが多いこの梅雨時期を
逃したらもう無い。
思い立ったらすぐにやる。
プランターの位置を確認して、蔓に無理が無いようにします。
大きなプランターにもあらかじめ土を入れておいて、
小さなプランターから移した土で丁度良い高さにセットして
構えておきました。
この際なので、下には肥料も入れて、追肥のタイミングで
栄養補給も怠りません。
なるべく根を痛めない様に大きく土に切れ目を入れて、
土が崩れないように慎重に。
小さいとは言え、プランターの土半分を崩さないように
持ち上げるのは至難の業です。
土も濡れすぎず、乾き過ぎない状態にしておきました。
スコップと手で両端を押さえて、グイッと持ち上げて、
大きなプランターの移し変え。
直根では無く、ひげ根なので、それが救いです。
直根の植物は、移植するとまず枯れてしまいます。
ひげ根の植物は、全体から水を吸うので、何とか
移植にも耐える可能性が高いのです。
無事に移植した後は、隙間に土を一杯に入れて、
締め固めて行きます。
普通なら、植物の為には土はふんわりをさせて、
根が張りやすくしたりしますが、この場合は逆です。
隙間は、空気が入って水が通らなくなります。
根の周りの土は、ちゃんと繋がっていないと
いけないのです。
水をたっぷりとやって、棒で突いたりして、
空気の入っているところに、土を流し込みます。
これを何回か繰り返すと、棒がスカッと入っていた
ところが無くなり、ザクッとした土に刺さる感じに
なってきます。
これで何とか土も出来た。
あとは、暫く水を多めにやって土が安定し、
植物が以前のように水を吸い上げるのを待つだけ。
移植してから暫く経ちました。
今では、朝水をやるだけで大丈夫な状態になりました。
土のボリュームが増えたので、そこに含んでいる水分も
増えたと言う事になります。
葉っぱも、移植直後はふにゃふにゃになっていましたが、
今ではぴんとして、元気になってきました。
無謀なチャレンジは、何とか無事に成功したようです。
でも、その為なのか、次々に出ていた雌花が出なくなり、
雄花だけが咲いていました。
植物も自分の状態をわかっているんですね。
今は実を付けれる状態じゃないと。
今日見ると久しぶりに、雌花が付いていました。
ようやく実を付けても大丈夫だと思ったようです。
普通は、小さな鉢から大きな鉢やプランターに
移す程度はやります。
ゴソッと丸ごと取り出せるから。
今回のように、ひっくり返す事もできず、
土を掘り起こすような移植はしてはいけません。
最終の状態を見越して植えなければいけないと
言う教訓になりました。
みんさんは、決してまねをしないでくださいね。
僕の場合はたまたま上手く行っただけなので。
←にほんぶろぐ村 住まいブログに参加しています
【坪内優建築設計事務所のHP】
ブログのトップページへ