あのF1(フォーミュラー1)の電気自動車版の
フォーミュラーEの第1戦が、中国北京で開催されました。
レースのそのものは見れなかったので残念ですが、
新たな時代に入ったと言うことでワクワクします。
車体は、基本的にはF1のものと同じらしいです。
エンジンと言うか駆動装置が電気になっただけですが、
これまでとはまったく違うものになってきそうです。
動力性能としてはF3程度とされ、最高スピードも
225キロ程度に抑えられているようで、F1に比べると
迫力は小さくなっているようですが、これはこれから
変わってくると思います。
たまたま、数日前にガイドヘルパーとして
鈴鹿サーキットに行ったところでした。
ちょうど練習かな?
10台ほどの車が出てきてレースをしているのを見ました。
多分F3クラスくらいの車でしたが、やっぱりその音は
迫力のあるものでした。
電気自動車になると、まず一番違うところが
この音の問題です。
デモンストレーションで走っているのをテレビで
見ましたが、聞こえてくるのはエンジン音ではなく、
タイヤの音だけなんです。
騒音問題が無いので、コースはサーキットだけではなく、
一般道でも可能だそうで、マラソンを見るように
街中で疾走する車のレースを見る事が出来るかも知れません。
面白いのは、ピットに戻ってきた時。
今の技術では、いくらバッテリーが良くなったと言っても、
レースを走り切ることが出来ません。
そこでドライバーは、ピットに用意された次の車に
乗り換えてレースに戻ると言うことになるようです。
これまでは、タイヤ交換とか、燃料の補給でピットインし、
そのタイムを競ってきましたが、これからはドライバーが
いかに早く乗り換えることが出来るかが勝負となりそうです。
これまた、コックピットから出やすく、逆に入りやすい構造
というのが考えられるのでしょう。
現在は、車は一つの型で、全員が同じ物を提供されて
いるようですが、今後は各メーカーが自由に改造したり
出来るようになるそうです。
そうなると一層しのぎを削る戦いとなって行くのでしょう。
これまで当然のように自動車メーカーが参戦していた
F1でしたが、フォーミュラーEの方では、電機メーカーや
その他のメーカーが主流になってくるかも知れません。
いろいろな形で、いろんなメーカーが参入できると言うのも
面白いことになりそうです。
お金に糸目をつけず、ガソリンと排気ガスを垂れ流して、
爆音を響かせていたF1から、地球環境に優しく、静かな
フォーミュラーEへと時代は大きく舵を切ったのです。
その中で、ドライバーの中に聞き覚えのある名前が
有りました。
現役のF1ドライバーと並んで、
「ネルソン・ピケJr」、「ニコラス・プロスト」、
「ブルーノ・セナ」です。
すぐにわかるように、ネルソン・ピケとアラン・プロストの
息子さんと、アイルトン・セナの甥っ子です。
ドライバーも、やはり二世なんですかね。
生まれた環境が違うから、自然とそうなったんでしょうけど。
新しい時代に、懐かしい名前が並んで、それはそれで
嬉しいような気持ちもあります。
これからに期待して見てみましょう。
←にほんぶろぐ村 住まいブログに参加しています
【坪内優建築設計事務所のHP】
ブログのトップページへ