日本中が期待していましたが、第一セットの
立ち上がりはまずまずで、サーブも良くなっていましたし、
ストロークにも力があるように見えました。
しかし、途中からジョコヴィッチ選手のペースになって行き、
ボロボロになっていった感じでした。
多分、素人には出来ないことですが、
錦織選手もこのセットは捨てて次のセットに
賭けようとしたのではないでしょうか。
これは無駄にあがいて体力を消耗しないためです。
切り替えが上手く出来るか、相手がペースに乗って
しまわないか。
本当に賭けという判断です。
第二セットに入って、錦織選手の賭けは
上手く行きました。
第一セットとは見違えるほど錦織選手の動きが
良くなって行き、逆にジョコヴィッチ選手の
調子が明らかにおかしくなって来ました。
どんどん調子を上げて行く錦織選手。
何をやっても上手く行かなくなって来ている
ジョコヴィッチ選手と対照的でした。
第二セットを奪ってセットカウント1:1のタイ。
勝負は最後の第三セットにもつれ込みました。
第三セットの第一ゲームで、ジョコヴィッチ選手の
サービスゲームを2ポイント差でブレイクできるチャンスが
あったが、それを逃してしまいサービスキープされてしまった。
これで、第二セットからの勢いが途切れそうになり、
ジョコヴィッチ選手に立ち直るチャンスを与えてしまった。
続く第二ゲームで、錦織選手は自分のサービスゲームを
落としてしまった。
こうなると今までの流れは完全に逆転してしまった。
後から、相手がランキング1位だということを
意識してしまったと言っているが、まさに言葉通りに、
錦織選手が独り相撲を取って自滅して行った感じだった。
ジョコヴィッチ選手は、このセットでは復調していなかった。
なんとか繋ぎ、錦織選手の攻撃に耐えていたという風に見えた。
しかし、サーブだけは時折エースを取ったりと、
完全に崩れてはいなかった。
錦織選手の方が意識し過ぎて、際どいコースを狙い過ぎたり、
単純なミスを犯してポイントを与えていた。
じっくりと自分のテニスをして追い込むということが
出来なかったようだ。
飲まれてしまった錦織選手には、もはやこの流れを
止める事は出来ず、マッチポイントでダブルフォールトを
犯してしまうという悔しさしか残らないような終わり方を
してしまった。
決勝進出は逃してしまったが、結果としては素晴らしい
結果だったと思います。
今回の試合で、学んだ事も沢山あるでしょう。
今後の錦織選手にとって、大きなものを掴んだとも思います。
また次の大会での活躍を期待させるものでした。
今度は、優勝した姿を見たいものです。
錦織選手ご苦労様でした。
感動をありがとう。
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