年月が過ぎました。
10年くらいまでは、一年一年と過ぎていった
ような気がしますが、その後の10年は
あっという間に過ぎていった気がします。
震災当日は、いったいこれからどうなるんだろうと言う
不安や驚きで一杯でした。
少しづつ復興してくる町を見ながらも、
そこから取り残されたままになっているところも見ました。
今では神戸は、そんなことなどなかったかのように、
賑わいを取り戻しています。
日常を取り戻したいと言う気持ちが、
震災のことを忘れさせていってしまっているのでしょう。
改めて当時のことを語り告ぐ放送がありました。
今でも覚えていることはあります。
そんな話や映像は、記憶から消そうと思っても
はっきりと残っています。
他にもいろいろあっただろうけど、ずっと覚えている
ものは、昨日のように鮮明に思い出す。
物資を持って避難場所を尋ねたこともありました。
後になって、仕事でいろいろな業種の人達と
グループを組んで毎週のように避難場所へ
相談の受付で行ったこともありました。
20年と言う年月は、一つの大きな区切りとなるのでしょうか。
神戸市がURから借りていた非難住宅も
契約期間が来たということで打ち切りとなるようです。
そこに暮らしている人達は、他の場所へと引越しを
余儀なくされているようです。
忘れてしまうと言うのではないが、今年が節目と
なって、また次の段階へと進んで行くのでしょう。
表面的には、完全に復興を果たした神戸。
また以前の輝きを取り戻し、神戸に戻ろうとしている。
20年。
改めて犠牲になった人のご冥福をお祈りいたします。


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