条件が施工会社との共同と言うことになったので
わずか2案と言うことになりました。
日本のゼネコンで、このクラスの建物が出来るのは
スーパーゼネコンクラスだけ。
工期や技術的な面で尻込みしてしまうところも
あるでしょうから、この結果は予想できたとも言えます。
こんな形で、コンペと呼べるのか?
何とも疑問の残るものになりました。
案は名前を伏せていることになっていますが、
もう既にニュースなどでは言っていますね。
隈研吾さんと伊東豊雄さんですね。
諸説ありますが、これも決め手がないというのが現状。
大成建設が取るに決まっているという噂もあります。
結局、これも前の大会エンブレムと同じできレース?
伊東豊雄さんは、前回のコンペでも最終レースまで
残っていました。
そこを考えると、前回から一新した印象にする為には、
隈研吾さんが有利と言う考え方も有ります。
たまたまと言うか、隈さんが組んでいるのが大成建設。
まあ、これは大成建設と隈さんは深い関係があるからでしょうが。
早ければ来週にでも決まると言われています。
ここまで来ると、最初に言っていたような
これまで見たことも無い建物とか、レガシーとして残るとかは
どっかに行ってしまった様な気もします。
予算と工期が間に合えばという弱気な雰囲気も。
でも、普通に見てみれば、どちらの建物も
建築物としては良い物だと思います。
ザハさんの建物が、あまりにも斬新過ぎた為に、
物足りなさを感じてしまうのでしょう。
個人的には、僕は隈さんを応援します。
と言うのも、以前勤務していた事務所で、
うちのボスと仲が良くて、時々来られていました。
うちで企画した展覧会の会場構成を一緒にやったり、
ニューヨークに一緒に建築ツアーで行った事もあります。
何と言っても、東京での都住創(コーポラティブハウス)
第一号は、隈さんにやってもらったのです。
そんな隈さんは、あれよあれよと言う間にビッグになって、
いまや日本の建築界を背負う一人になっています。
なので、東京オリンピックの象徴とも言える
新国立競技場を設計できるとなると、
昔を知っている僕としても嬉しいことです。
どちらの案になっても良いと思います。
ここらで、ケチが付き過ぎた東京オリンピックを
良い形で再始動させて欲しいと思います。
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