第九の日は、雨かめっちゃ寒いと言う事が
多かったのですが、当日は雲一つない青空が広がり、
そんなに寒くもない絶好の本番日和でした。
午前中は、通しのリハーサル。ゲネプロが行われました。
席詰めを終えると、発声練習。
予定よりも時間がかかったのか、手短に終わりました。
発声練習が終わると、本当に短い休憩ですぐに
ゲネプロになりました。
第九の方は、前日の全体リハーサルがかなりずれて
バラバラでしたが、一日経つと結構合ってくるものです。
合唱とオーケストラ、佐渡さんの指揮ともずれていましたから、
かなり危機感を持った人もいました。
やはり、ホールで初めて歌うとわからないんでしょうね。
それが、2回目になると、みんな感じをつかむようで、
前日のリハーサルが70点だったのが、ゲネプロは85点に
上がったと言われました。
バイオリニストの服部百音さんは、納得がいかない様で、
悔しそうな顔をしていました。
くるりも、前日は最初音が出ていなかったりしましたが、
ゲネプロでは、声がよく聞こえるようになっていました。
音響さんと打ち合わせをしたのでしょう。
休憩を挟んで、いよいよ本番スタートです。
最初は、くるりの岸田さんが、今回の35回目に
向けて作曲した曲を、スーパーキッズ・オーケストラと
淀川工科高校が演奏しました。
続いて最初のゲスト服部百音さんのソロ。
「夏の名残のばら」
18歳とは思えない落ち着き様とテクニック。
早弾きしながら弦をその指で弾く。
一体どうやったらそんなことが出来るのか?
動かすだけで大変なのに、弦を弾くという違う動きが
出来ると言う事が理解できません。
2曲目は「カルメン・ファンタジー」
オーケストラとの共演です。
こちらでも、オーケストラをものともせず、
バイオリニストとして堂々と弾いています。
ゲネプロから、しっかり修正して来たのでしょう。
今度は、納得した演奏が出来たようで、
終わった瞬間に嬉しそうに佐渡さんとハグ。
素人には、ゲネプロのどこが悪かったのか
わからないのですが、確かに本番の演奏は、
更に引き込まれるものでした。
次は、2人目のゲストのくるり。
「ジュビリー」と「ブレーメン」を披露。
くるりの暖かい歌声が包んでいました。
そして、3曲目は合唱団と一緒にジョン・レノンの
「Happy X'mas」を歌いました。
ここには、佐渡さんも所属していた京都の合唱団も
参加してコーラスを加えました。
あまりレッスンでは練習できなかったのですが、
リハーサル、ゲネプロで練習をして、何とか本番では
しっかり出来ました。
やはり本番が一番良い出来でした。
さて、休憩を挟んでついに第九に突入しました。
今年のゲストの目玉とも言える朗読は
小栗旬さんの朗読。
台本を持たずに、じっと前を見つめての熱演。
今回の第九は、このイベントの演出をしている
お父さんとの共演も話題でしたが、実は制作スタッフとして
お兄さんも参加しているという、小栗家大集合でした。
と言う事で、この小栗旬さんの暗記での朗読には
お父さんからの「見ないで朗読するんだろ」という
一言があったようです。
お父さんからのプレッシャーに、役者魂で応じた
小栗旬さんでした(笑)
第一楽章から第三楽章へと進み、第四楽章の
スタートの音を聴くと身が引き締まってきます。
バリトンは、今年もキューちゃん。
キューちゃんのバリトンソロに続いて
男声合唱の「フロイデ!」
ここであろうことか、僕は2番目の
「ヤーベル」の所で喉が詰まってしまい、
高音が出しにくくなってしまった。
唾を飲み込んだりして戻そうとしましたが、
上手く行かず少し引っかかる感じが抜けません。
水を取って飲もうかと思いましたが、今年は
本当にド・センター。
前寄りの席だったので、目立ちそうでしゃがめなかったです。
結局、「フォール ゴット」は、出し切れず。
殆ど、最後まで全力では歌えずファルセットを
使って歌うという惨敗でした。
思ったように、「フォール ゴット」は長目で、
息継ぎをしました。
最後のパートも、めっちゃ早い。
もともと早いのに、更に早くなって早口言葉状態。
ところが、一番最後の
「フロイデ シェーネル ゲッテルフンケン」は
タメを作るくらいにゆっくりとしていて、
本当に指揮棒を見ていないとタイミングが掴めない程。
今年も、良い出来だったと思います。
佐渡さんの笑顔を見ていると、満足そうでした。
時間が押していたので、終わるとすぐに打上げ会場に
向かわなければ行けません。
この動きが功を奏したのか、丁度楽屋に引き上げてくる
小栗旬さんとバッタリ遭遇しました。
背も高くてイケメン。
テレビで見ているそのままの小栗旬さんがいました。
急いで打上げ会場に行き、準備を整えて開会。
先生が思ったよりも遅くなり、予定のスケジュールは
どんどん時間が無くなる。
到着するや否や記念写真の撮影をして、いきなり
ビンゴ大会を強行。
その後の先生へのインタビュートークは中止。
先生とみんなの触れ合いもそこそこに、
最後の第九合唱となるのですが、ここで更に
ピアノの甲斐先生がまだ来ないという事態に。
木村先生に無理を言って、最後に歌ってもらうはずの
そろを前倒しで歌ってもらいました。
伴奏が無いので、誰かかがスマホで検索して
サラ・ブライトマンとの共演で
「Time To Say Goodbye」を歌ってもらいました。
ここでようやく甲斐先生到着。
すぐに電気ピアノをスタンバイして第九合唱。
ソロパートも好きに歌ってもらい、女性も一緒に
男声合唱の「ラウフェット」を歌いました。
女性もみんなここ歌いたいんですよね。
何とか最後までやり終えたって感じでお開き。
帰り際には、さっき撮った写真をお土産に持って
帰ってもらい、それなりに満足してもらえたようです。
反省点もありましたが、これも経験として、
また来年に引き継いで行きます。
夏から始まった大きなイベントが無事に終了しました。
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ラベル:一万人の第九