2005年09月04日

住宅の設計(3)〜窓 vol.1〜

今回は「窓」と言うものについてお話します。
窓は、光と風を入れるもの。
と同時景色を眺める物としての役目を持つ場合も有ります。
当然、その逆に見せないと言う場合もあります。

普通の部屋の場合には、建築基準法で最低限の大きさが
決められています。
住宅の場合は、その部屋の床面積の1/7以上の開口面積が
必要とされます。
昔はその大きさズバリでしたが、今は道や境界線との距離、
上に掛かる屋根や庇との距離等で係数を計算する事になり
パッと見では分かりにくくなっています。


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2005年08月30日

住宅の設計(2)〜リビングの位置〜

リビングの位置は、近年2階に持って上がる事もあり
多様になってきました。
それではそれぞれのケースの長所・短所を見て見ましょう。

まずは一般的な1階にリビングがある場合。
これはやはり庭との関係が大きいでしょう。
リビングから庭に降りれる。繋がりがもてます。
それと帰ってきてすぐに到達する。
奥さんが買い物袋を持っての移動距離が短いですね。
さらに、お年寄りや身障者にとっては2階に上がるという事は
辛い場合が多いです。
身体的に上がれないと言う場合は、1階に作るという事が
大前提となります。


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2005年08月20日

住宅の設計(1)〜土地選び〜

これから不定期ではありますが、
住宅の設計についていろいろと書いてみようかと思います。

第一回目の今日は、まずなくてはならないもの
土地についてのお話をして見ましょう。
土地は広いにこした事はありませんが、
予算の関係でなかなか簡単ではありません。
向きはそれぞれ一長一短あります。
一般的には南向きが良いとされます。
これは道路の部分がいわば空地の状態でそれだけ
南からの光が取り易いからです。
但し、道路側からの視線にさらされる事も考えられます。
土地の形によっては北側道路で、南に大きく庭を設けれたら
こっちの方が落ち着く家になる事もあります。


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2005年07月29日

雑誌に紹介されました

今日発売の雑誌「ガレージライフ」の特別編集
「ガレージのある家 建築家作品集vol.5」に
紹介記事として載せてもらいました。

僕の作品の紹介ではなく、登録している建築プロデュースの
ドリカムパートナー”のコンペの紹介記事に
その例として、僕が担当した物権が使われたのです。
あくまでもコンペ形式での、ガレージのある住宅の紹介なので、
竣工した物というよりは、コンペから完成までの課程を
紹介すると言うものです。


ガレージライフ01


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2005年07月19日

悪質リフォーム(5)

この前から問題になっている補強工事。
床下については既に話しましたが、
今回は、屋根裏の補強工事です。

屋根裏も全く同じように、普通の場合
梁の上に束と呼ばれる柱状の物が立っており、
そこにやはり同じような大きさの母屋という部材が
約90センチ間隔で水平に乗っかっています。
(これは工法によっては無い場合も有ります)
そしてこれに直行する形、つまり屋根の流れ方向に
45センチ間隔で4.5センチ角(これより大きい場合もあります)の
垂木と言う部材で構成されます。
この上には、昔は杉板が貼ってありましたが、
最近は耐水ベニヤを貼る事が多いです。


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2005年07月13日

アスベスト(石綿)問題について

アスベスト被害のニュースをよく耳にしますが、
ここで一つ言っておきたい事があります。
今問題になっているのはアスベスト(石綿)です。
現在では建材には殆ど使われていません。

よく間違われるのが岩綿(ロックウール)です。
“石”と“岩”
同じようなものじゃないのか?
これも発癌性があるのでは・・・


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2005年07月09日

悪質リフォーム(4)

悪徳リフォーム業者による屋根診断。
最近では金属系の屋根が増えてきているので
数は減ってきている反面、洋風の瓦を使った住宅も
増えて来ています。

古くなった瓦葺きの家では、雨漏りが心配。
そこに付け込んでくるわけです。
屋根の点検・診断と称して。


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2005年07月06日

悪質リフォーム(3)

今日はよく勘違いされている床部分の事です。
つい先日も床下の様子を見る事があって、
潜った時に床束の事を聞かれました。

悪徳リフォーム業者は、この床束や大引・根太が
腐っているとか、ずれていると言っては
地震が来たら大変な事になるとか脅かします。
この部材は、床を作っているもので俗に言う
骨組みの構造とは関係ありません。


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2005年07月05日

悪質リフォーム(2)

前回に引き続き床下編についてお話します。
今回は、湿気対策です。

これも木造家屋では気になる事ですよね。
近年の木造住宅では「ベタ基礎」と言って全体を一つの
コンクリートの基礎にする工法が多くなって来ています。
これはコスト的には昔の「布基礎」(壁の下にコンクリートの
壁状の逆Tの字の基礎を作るもの)に比べてやや高くなりますが
構造的にも強く、地面からの湿気に対しても良いです。
(但し、下に防湿シートは必要です)


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2005年07月02日

悪質リフォーム(1)

最近ワイドショーやニュースで
悪質リフォーム商法の事が話題になっていますので、
少しアドバイスになればと思って記事にします。
しかし、これはあくまでも一般的に悪質リフォーム・悪徳リフォーム業者と
呼ばれているものについてであって
すべてのリフォーム業者がそうだとは言っていません。
そこの所は誤解のないようにしてください。
最終的には、個人の判断によって考えてくださいね。

まず、一個建ての住宅についてです。
マンションのリフォームは戸建て住宅の後で説明します。


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2005年06月18日

建築家ってどんな人(2)

前回は、本来の建築家ってどんな感じかと言う事を
書きましたが、それではまた遠い存在になりかねないので、
今回は、昨今言われている部分の建築家とはどんな人達なのか
と言う事を話しましょう。

今や石を投げれば建築家に当ると言っても差し支えないくらいに、
世の中には建築家と呼ばれる人は沢山います。
しかし、いざ家を建てると言う時に建築家が設計に携わるケースは
まだまだ少ないと言うのも事実です。


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2005年06月13日

建築家ってどんな人(1)

全く不定期になるかも知れませんが
時々一般の方が疑問に思うこととか、
家を建てようと思っている人が参考になる事を
書き綴ってみようかと思います。
HPの方の「message」とダブル内容もあるかとは思いますが、
ブログだけで完結しているものとして読んでください。
後からカテゴリーで見れば一つの読み物になればと思います。

まず第一回目は、“建築家”って一体どんな人なのか?
と言う事から初めてみたいと思います。


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posted by ツボ at 16:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築家・設計事務所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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