2015年08月11日

川内原発が再稼動した!

震災から次々と稼動を停止して、新基準の下
原発はゼロとなっていた。
それがついに川内原発の再稼動が行われ
原発が再び動き出してしまった。

川内原発は、新基準をいち早くクリアしたとして、
他の原発に先んじて審査を集中する「優先原発」に選ばれていた。
それが本当なのかどうかは別にして。。。。。

住民に対しての説明や理解も十分だったのか。
専門家の中には、やはり危険視している人もいる。
どこまでやったら安全なのかと言う議論もあるだろうが、
あの震災の結果を見てきた国民にとっては、より安全なものが
望まれるのは当たり前。

それと別の角度から見てみると、震災以来節電や省エネが
大きく進んでおり、国民の意識も変わってきている。
公共施設などの節電にも慣れ、今では特に不便さは
感じなくなってきている。
各家庭においても、省エネ家電の普及や節電意識によって、
以前よりも電力を使わなくなってきている。

実際、問題視されていたこの何年間か、大規模な
電力規制なども行わないで済んでいるという事実。
これを一体どう考えているのだろうか。

原発以外の発電に対してコストがかかるとして
電力の値上げにも、不満はありながらも払ってきている。
普通の民間会社なら、値上げすれば売れなくなるなどして
経営を圧迫することも有る。
しかし、電気となると意思だけで買わないと言うわけには
いかず、節電と言う形しか取れない。
それでも、使った分だけのお金は払わなければいけない。

原油高と言って値上げしておきながら、今は原油価格は
下がっているが、特に値下げと言う話はあまり聞こえてこない。

こういった状況で、どうして危険な原発の再稼動が
必要だと言えるのだろうか?

このまま原発ゼロの状態が続くと、本当に二度と原発は
動かせなくなる、勿論新しい原発を作ることなど出来なくなる。
それをなんとしてでも回避したいと言う思惑がはっきり見える。

お役所の好きな「前例が無いから。。。。」を
逆手にとって「前例が有るから。。。。」と言いたいのだろう。
これで後に控えている原発の再稼動がしやすくなると
考えているのだろう。

世界的に言っても、先進国では原発を無くす方向に進んできている。
その流れに逆行している。
古くなった原発の廃炉についても、実際どうやって行うのか、
どれくらいの年月がかかり、費用もどれくらいかかるのか等、
問題は山積みだというのに。
核廃棄物の処理に至っては、目の前の問題として有るのだが、
一向に解決の道が無い。

原発に変わるものとして、いろいろな選択肢も有る。
太陽光発電も買取を控えるなど矛盾した動きもある。
新しい資源の開発も進んできている。
今出来ているんだから、このままの状態で次の一手を
考える絶好の機会だと思うのだが、どうしてそう考えないのだろうか。

再稼動させたいのなら、もっと慎重に検討し、国民が納得できる
くらいに時間をかけて説明をし、さまざまな安全措置を
取ってからで良いのではないのか。
今だけ良ければ言いと言うのではなく、未来に向けて、
そして世界に、地球全体の問題として考える必要が
あるのではないだろうか。


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2012年03月07日

大阪府警が飲酒運転の交通切符を捏造

大阪府警の泉南署で、飲酒運転の取締り中に
交通切符を捏造していた事がわかりました。

今わかっているのは、昨年9月末にミニバイクを
運転していた男性が、飲酒運転の交通切符を
切られた事に疑問を持ち、その数値が捏造であったと
見られているようです。

これは一人の警部補の犯行のようです。
この警部補は、自分は飲酒運転を捕まえるのが
得意だと言って、飲酒運転の取締りの専属のような
形でやっていたようです。

普通は、飲酒運転で切符を切るのは35件くらいだと
言われているようですが、泉南署の場合は去年79件
飲酒運転の検挙の内、この警部補によるものは51件も
あったようです。
これにより取調べが優秀だと言う事で、表彰も受けていたと
言うからびっくりします。

この警部補は、事前に自分で飲酒をして基準を超える
数値の紙を用意していた可能性があると見られています。
数値を紙で出さないアナログ式ではごまかす事は
難しいようですが、紙で出すデジタル式の検知器では
事前に用意しておく事が出来るのです。
このデジタル式のものを使っていた他の件についても
今調べているようです。
どうも、この警部補は一人で取締りをやっていたようで、
この不正を見抜けなかったみたいです。
警察の行動は、基本は複数だと思っていたのですが、
一人でする事もあるのですね。

本人は、否定しているようですが、その検挙数や
他の人からも苦情が来ていることから考えて、
捏造をしていた可能性はあります。

街でインタビューをしていても、そんなに飲んで
いないと思うのに切符を切られた人がいるようです。
その時に、やはり警察相手だと動揺してしまい、
言いなりになってしまう事もあります。

僕も以前に、スピード違反で捕まった事があります。
俗に言う「ネズミ捕り」ですね。
スピードが越えていたという事は、否定できない事実ですが、
その超えていたと言う数値が少し思っているより
大きかったので、文句を言った事があります。
でも、警察は「機械で測っているのだから正確だ」の
一点張りで、「文句があれば裁判でもやったら良い。
でも、そっちが勝つ見込みは無いけどな」と高飛車な
言い方で、絶対間違いが無い、警察の方が正しいんだ、
と言わんばかりでした。

こういう態度が、逆に警察に対しての不信感を
もたらしてしまうのです。
当然、警察の人はちゃんとしていて、正義を守っていると
思っていますが、中にはそれを逆手にとって権力を
振りかざしてみたり、犯罪を犯してしまう人がごく少数ですが
出てしまう事があります。

今回の事件では、自分の成績の為に市民を犠牲にして
貶めてしまった悪いケースです。
今後、ちゃんとやっている検問の人達はやりにくくなるでしょうね。
特に、関西人はそう言うところを突っ込むのが好きな人達ですから。

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2012年01月26日

暴走する自転車

残念ながら錦織圭選手は、ベスト4進出はなりませんでした。
でも、自分のテニスが通用することを確信できたみたいで、
次に繋がる試合だったようですね。
これから更なる躍進を期待します。

さて、自転車が関係する事故が増えていて、
社会的にも問題となっています。
先日、とんでもない自転車を見ました。

片側2車線のメイン道路に交差する細い道。
センターラインも無く、車同士が何とかすれ違える
ような道です。
でも、その道はスーパーの出口になっていて、
結構車が通ります。
そんな交差点で、赤信号になったので止まって
信号が変わるのを待つことにしました。
その細い道の信号が青になって、ゆっくりと
車が動き出した時です。

先頭車と2台目の車間距離は2メートルくらいでしょうか。
自転車や歩行者が止まっているので、注意しながら
車は動いています。
その時、信号待ちをしている僕たちの後方から、
凄い勢いで自転車が走ってきました。
当然止まるものと思ったら、そのままの勢いで
先頭車と2台目の間に突っ込んでいったのです。
車は止まっているのではなくて、ゆっくりですが
動いているんですよ。
その間を縫うようにして自転車は走り去り、
すぐに右折して青信号の横断歩道を渡りました。

みんなびっくりして、何も無かったかのように
反応も出来なかった感じです。
車のドライバーも、驚き過ぎたのかクラクションすら
鳴らせなかったです。

横断歩道を渡るなら、何も車の間を抜けないでも、
手前の横断歩道を渡れば良いものを、わざわざ
危ないことをして車の間を抜けていったんです。

もし、これで事故が起きたら、車の方は悪くなくても
前方不注意と言うことになってしまうのでしょう。
これではドライバーもたまったもんじゃありませんよ。
この行為は、所謂「当り屋」だと言われてもおかしくない
ような行為でした。
僕が、警察に証言を求められれば、「車は全く悪くない。
自転車が信号無視して突っ込んで来た。」と言うでしょう。

ただでさえ大阪は、交通マナーが悪い。
信号無視など日常茶飯事です。
でも、車が走っている時には、いくらなんでも
止まって待ちましょうよ。
自分も危険だし、車にも迷惑になります。
何かあったら、どうせ車の方が悪くなるんだと
言う考え方は絶対にいけません。
自転車も、規制が厳しくなってきています。
ちゃんとルールは守りましょう。

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2008年02月24日

不注意なドライバー

ブログの更新が滞っていて、書こうと思ったところで体調を
崩してしまいました。
昨日一日ゆっくりして何とか治ったところです。

その体調を崩した日の出来事です。
打ち合わせに自転車で出掛けての帰り道。
夜になったので、この前買った自転車のライトを点けて走っていました。
電池で灯すLEDのライトなので、そんなに明るいわけではありません。
街中では照らすというよりも気付かせる方が良いだろうと、
点滅させながら走っています。

大通りからちょっと脇道に入ったところ。
脇道とは言え、抜け道的なところもあってそんなに車の通りが
少ないわけでもないのです。
そこに路地から出てきた車。この路地は、まさに車一台しか
通れないいような道。だから車が道一杯です。
僕は慌てて急停車!
何とか衝突はせずに車のすぐ手前で止まる事が出来、中を覗けば
左折する為に右の方向を見ている運転手がいる。
危ない奴だなと思う間もなく車が動き出す。

えっ!ええ〜〜〜っ!

何もみないで発進しようとしているではないですか。
このままでは当るで!とハンドルを一杯に横に向けてかわすものの
最後の最後でボディーの後かタイヤに擦りました。

おいおい・・・・

と、思ったが
車はそのまま何事も無かったかのごとく走り去って行きました。

フラッシュライトが見えてないんか?
なんか轢いたような、当ったような感触なかったんか?
少しも左側は見なかったんかい!

唖然とする気も萎えるくらいにどうしようもない奴です。
子供とか巻き込んだらどうするんや。
不注意にも程がある。
車の事しか考えていないドライバーが多すぎるよなぁ。
こんな奴がいるから、余計にこっちも気をつけておかないと
いかんのですわ。
情けない。。。。
posted by ツボ at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 怒るで〜ぇ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月03日

全く迷惑だぜ!

この前から、うちの前の道路の舗装をやり替えている。
昨日から、ホント目の前の部分をしているのでうるさくてしようが無い。
なんでも舗装が痛んでいるので、敷き替えるのだそうだ。
ところがこの道は、年に何回も工事を行っている。
水道だったり、電気だったり、一度にすれば良い物を何回も
掘り返しては舗装している。
一般の工事で道路を掘り返すと、現状復帰と言う事で綺麗に
舗装し直さなければいけないので、工事によってアスファルトが
痛むということは無いはずなんです。
多少、パッチワークのようにはなりますが。

そしてこの道路は2〜3年前に、高度舗装に切り替えたばかり。
目の荒いアスファルトにして、雨が溜まりにくくした道路なのです。
お蔭で雨の日も水が溜まることなく、道も見やすいし、
水が浮かないから事故なども起き難くなっています。
工事の予告看板が出てから道路を見てみても、多少のヒビは
入っているものの、通行に支障のあるような不陸も無ければ、
傷みも激しくない。
何でこの道の舗装をやし替えなきゃいけないんだと首を傾げたくなる。
道路に対する工事が減っているのはわかっています。
何かの形で工事をしたいのだろうと思うが、同じお金を使うのなら
もう少し本当に必要な事に使えと言うもの。
不必要な工事をすれば、交通にも影響を与えるし、工事許可が
夜間しか認められないところでは、近隣住民に対して迷惑だ。
こういうことをするから税金の無駄使いだと言われるのです。
周りの小さい道路の方がよっぽど傷んでいるし、整備しなければ
いけない道は沢山あるでしょうに。
全く単純な事しか思いつかないようでは、この先も良い街造りは
望めそうも無いのかな。
いっそのこと市民にアイディアでも募集した方が良いのではないですか。
posted by ツボ at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 怒るで〜ぇ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月06日

介護を食い物にしたコムスン

介護福祉の最王手であるコムスンが、事業所の取り消しを含め
再登録も受け入れないという処置を受けた。
これは介護保険の虚偽申請があったもので、謂わばこれからの
課題となる介護サービスの将来を不安にさせるものである。

コムスンは、サービスを受けている人やヘルパーの雇用を考えて、
介護事業を子会社に譲るというのだが、この子会社もどうなんだろうと
疑いたくなってしまう。
実際に働いているヘルパーさんたちは、本当に一生懸命やっていて
何の落ち度も無かったはずだ。

丁度今日は、妻がヘルパーとして施設の子達を連れて年に何回かの
行楽に行っていた。
この行楽も、昔はガイドとして幾らかのお金が出ていたらしいが、
この前法律が変わってからガイドにお金が出なくなってしまったらしい。
つまり“ガイド”ではなく“ボランティア”になったのだ。
妻の場合は、自分が連れて行きたいからボランティアでもしょうがないと
言っているが、それである程度生計を立てている人にとっては
死活問題にもつながりかねない。

介護に対してドンドン厳しくなってきている現実と、高齢化社会は
全く逆行しているのです。
福祉がなおざりになっている日本では、今後の未来は見えてこない。
年金問題も含めて、この国の将来は益々暗くなってしまっている。
posted by ツボ at 23:38| Comment(0) | TrackBack(12) | 怒るで〜ぇ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月06日

我が身を守って醜態を晒す

北海道滝川市の小学校で首を吊って自殺した女の子がいじめを
受けていたことを、やっと認めた滝川市長と教育委員会。
3日前までは、いじめがあったとは認められないと言っていた
はずなのに態度を一転させた。
これは先日の会見に対して、抗議のメールや電話が殺到した
からと見て取れる。対応しきれないと考えた市側が誤っておかないと
収拾がつかないと思ったのだろう。
それくらいのことで慌てふためき、パニックになるのだ。
この自殺した女の子は、もっと辛い日々を送り悩んでいたんですよ。

自分達の対面を取りつくり、名前に傷がつくことだけを
恐れて認めてこなかった。7通もの遺書の内容を一年も隠し、
その「遺書」を「お手紙」と言う言葉に置換えていた。
インタビューでも「遺書」と言われるたびに「これはお手紙だと
考えています」と訂正していた態度がすべてを物語っているでしょう。
役職についている人間は、自分の代に不祥事や事件が起こらない
ように、無事に何事も無く人気をまっとうする事だけを考えている。
このニュースを聞いた時に、誰でもいじめがあったと考える方が
普通のことです。小学生が学校の教室で首を吊るなんていうことは
いじめ以外には考えにくい事でしょう。そんなことすらも、
理解できない、いや、しようとしない人が教育の場のトップに
いる事自体が問題です。
一年調べても分からなかった事が、会見後のたった3日で
分かるはずは無いでしょう。
「素直に『遺書』を子供の立場で読んでみたらわかった」と
言っていますが、それでは今までは子供の立場で読んでいなかったと
言う事ですか?どんな立場で読んでいたのでしょう?
自分達が避難されないような立場なんでしょうね。

人間誰しも完璧ではないです。失敗もします。分からないこと
だって沢山あります。
問題は、失敗した時に素直にそれを認めて、どうしたら解決できるか、
どうすれば同じミスが起こらないかを考える事が大切なのでは
ないでしょうか。

いじめは昔からあります。差別もあります。
今考えてみると、僕が小さい時にもありました。
僕もいじめられた事もあるし、いじめたこともあるでしょう。
でも、当時は今のように大きな問題にはならなかった。
時代背景が違っているかも知れないし、内容も違うでしょう。
だけど見て見ぬ振りをしていても何も解決しません。
正面からぶつかっていって、直そうとする事が先決なのでは
ないでしょうか。
方法はそれぞれ違うでしょうし、凄く難しいことだと思いますが、
闇に葬ってしまうのだけはやめて欲しいです。
今後も、この問題は続いて行くでしょう。

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2006年08月31日

ちゃんと前を見ようよ

前にもとんでもないおじいちゃんがいましたが、今日もまた
えらいおじいちゃんに遭遇してしまいました。
現場の帰りに広い真っ直ぐな道を走っていたときのこと、
前方の交差点でUターンして向こう側の駐車場に入る車があった。
これはまだ遠くだったので問題ないのですが、続いて交差点で
右折しそうな車が現れた。止まって待つんだろうなと思った瞬間
同じようにUターンし始めた。
これは出来るタイミングではない。
クラクションを鳴らし続けても一向に止まる様子が無い。
危ないと思って急ブレーキをかけて少し手前で止まったら。
運転していたのはやはり高齢者。しかも何事も無いように
自分の前だけを見て平然とハンドルを握っている。
そして、前の車が消えていった駐車場へと進んで行った。

多分前の車に誘導されて運転していたのだろう。前の車が行ったから
遅れないように続いたとしか思えない暴挙。
もう少し近かったり、こちらがスピードを出していたら
完全に側面に衝突していただろう。
もともと交差点でUターンなどしてはいけない。
せめて前方の安全確認してから出てこないと危険極まりないです。

高齢者の運転は、反応速度が遅いから昔だったら大丈夫だったはずが
思っているより時間が掛かっているんですね。
もう少し安全な入り方をして欲しい物ですよ。遠回りになってもね。

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posted by ツボ at 17:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 怒るで〜ぇ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月30日

芸術選奨・文部科学大臣賞受賞作家に盗作疑惑

今春の芸術選奨で文部科学大臣賞を受賞した洋画家の和田義彦氏が、
主な受賞理由となった昨年の回顧展「ドラマとポエジーの
画家 和田義彦展」で、知人のイタリア人画家、アルベルト・スギ氏の
作品に酷似した絵を複数出品したとして文化庁が調査している
ことが分かった。

和田氏は、昔から友達でよく一緒にデッサンしたりしていた
からだと述べているのだが、素人から見ればまったく同じに見える。
写真で見れば同じように見えるが実物を見ればまったく違うのが
分かると弁解するも、もはやそう云う問題ではないのです。
しまいには「ピカソだって沢山模写はしている」と開き直り・・・

“模写”はあくまでも“模写”です。
和田氏は模写ではなくて自分の作品だと言い張っているのでしょ。
いくら同じ時にデッサンしたって、立ち位置も違うんだから
角度とかが変わるでしょう。それとも和田氏はスギ氏の後ろからまったく同じように描いたんですか?
同じテーマで描いたのが、まったく同じ構図になることって
ありますか?おかしいでしょう。
いくつかは色を付けたものとかもあるけれど、殆どが色彩まで
似ているのはどう説明するんでしょうか。

この盗作疑惑になっている絵だけでなく、本来の自分の作品も
含めて認められているのだから、和田氏の絵そのものが
否定されたわけではないのです。
素直にそれは好きなスギ氏の絵を模写しましたって認めてしまえば
いいと思うのですが。そうは行かないんだろうなぁ。
アーティストとして恥ずかしいですよ。
誰だって人の真似はする。それは勉強の一つの方法として
あるんだから恥ずかしいことではないですよ。恥ずかしいのは
それを黙っていて自分のオリジナルだと言うことです。

今朝、盗作されたスギ氏のインタビューがありましたが、
そこでスギ氏が言うには「和田氏がイタリアに尋ねて来て、
自分は病気で命短い身だから訴えたりしないで欲しい」と
涙ながらに懇願したそうです。スギ氏は、そんな和田氏を見て
間にもいえなかったと言っています。
更に和田氏から「私を訴えないで欲しい」とFAXまで来たそうです。
もうここまで来れば自分でも認めているんでしょう。
すっきりさせて自分のオリジナル作品で、もう一度認めさせようとは
思えないのでしょうか。

昨今ニュースで報道される偉い人の事件の時の会見を見ている
ような気になってしまいました。
プライドがあるなら嘘をつくことは出来ないはずなのに・・・
誤魔化せば誤魔化すほど、後から分かったときにもっと
自分の下げてしまいます。
アーティスト、いやクリエーターな真実を追究してください。

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posted by ツボ at 14:34| Comment(0) | TrackBack(7) | 怒るで〜ぇ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月23日

親切すぎる社会保険庁

大阪の朝日放送の番組「ムーブ」で少し前に取上げていた
大阪社会保険事務所が手続きもしていないのに勝手に
保険料の免除や猶予としていた問題が、社会ニュースとして
取上げられた。国民年金の支払い比率を上げる為に分母である
納入者の数を下げる為にしたことです。
支払わなければいけない人の数を下げれば、当然支払った人の
比率は上がります。そして許せないのは、その数字を出す時期が
過ぎたらまた元に戻していた場合もあるということです。

普段は、こうやったら特ですよとか、こうすれば免除できますなんて
殆ど自分から言わないようなくせに、自分らの点数を稼ぐ為なら
頼まれもしないことまでやってしまう。
どうせするなら、収入の少ない人にこういう手続きをして
免除にされたらどうですかと連絡して、それぞれが手続きを
するように仕向けたらいいではないか。もともと、納付書が
送られてきたときに、この免除手続きのことは書いてあるんです。
ただ一般的にそれをちゃんと読んで手続きをする人は限られている
のではないだろうか。知ってる人だけが得をすると言った感じです。

社会保険庁は、納付率を上げるようにと指導はしたが
ルールを破ってまでしろとは言っていないというコメントを
発表し、当該の大阪社会事務所は発表した3万7千人以外には
ないと言い切った。
同様のことは長崎・京都・東京でも見つかっている。
年金保険料の未納者は、大阪は全国でワースト2です。
これを少しでも良く見せようとしてやったのでしょうが、
一時の誤魔化しを考えるよりも、根本的な改善策を考えた方が
良いでしょう。それには国レベルでの国民年金制度や無駄使いなどの
改革が必須でしょうけども。

ある意味で今回行ったことは、収入が少なく保険料を支払うのが
苦しい人に対して良いPRになったのかも知れません。
これからはもっと困っている人たちの手助けになるように
動いて欲しいものです。知恵はそっちに使ってください。

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posted by ツボ at 18:54| Comment(0) | TrackBack(3) | 怒るで〜ぇ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月22日

まったく無責任な大阪シティードーム

経営破綻し今後の運営をどうして行くのか決まっていない
大阪ドーム。その運営をしていた大阪市の第3セクターである
「大阪市シティードーム」が再生に絡み、管財人がオリックスに
買取を持ちかけている。
しかし、買い取った後は大阪市へ寄付をして更に第3セクターで
管理をして行くと言う。
もともと大阪ドームは「近鉄バッファローズ」の本拠地として
使われていたが、近鉄がオリックスと合併した事から
交渉先が
オリックスになったものです。

以前に大阪ドームを売りに出していた時に、タクシー会社の
大阪エムケイが手を挙げていたのに、落札者として不適格だとして
拒否している。経営内容がこの物件を買える状態ではないと判断したのだ。
大阪エムケイは、そんなことは無いと反発したが大阪シティードームは
それを無視した。
その後大阪市に買い取ってくれと申し出るなど、最初から
民間の企業に売る気などなかったのだと言う事が露呈した。

今回オリックスに持って行った話も、買う(つまり借金をチャラにする)
だけ買わせておいて大阪市に寄付しろ。運営はこっちでやる。
要するにオリックスが買って大阪市に貢げという事。
貢いだんだからドームは大阪市のものだよ。
って、そんな都合の良い話が有りますか?
オリックスには、固定資産税を払わなくて良いから儲けものです・・・
あったりまえじゃないですか。
更に、管理や維持にかかる費用はオリックスが持ってくださいね。
そんな馬鹿な話ってありますぅ〜〜???
貰っておいて維持費は払えって???
貸しているんじゃないですよ。
あげた物の維持費を払えってどういうこと?
維持費は貰った人が払うのが当たり前でしょう。
まったく、こいつらは自分の都合の良いことしか考えないような
脳ミソをしているのでしょうね。
世の中の常識とは無縁の世界でしか生きていないのでしょう。
話は上手くまとまらないのは当然。
もっと常識を持ってから話をしなさい。
人前で話すにはあまりにも恥ずかしいですよ。

仮に、このままの形で話がまとまったとしても、また赤字まみれになって
破綻してしまうのは目に見えていますね。

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2006年03月16日

弁護士の仕事とは

山口の母子殺害事件の最高裁での上告審弁論に、被告側の
弁護士である安田好弘弁護士らが出廷しなかった。
これは裁判の引き伸ばしを狙った作戦だという話もある。

理由としては、裁判資料の準備が出来ないとか、3年後に控えている
「裁判員制度」の模擬裁判に出席しないといけないと言っている。
もしそれが本当にそうなら、去年12月に決まった今回の
上告審弁論に出れないのは初めから分かっていたはず。
2週間前に前の弁護士から引き継ぐのなら、その時点で裁判の延期を
計るべきだろう。
僕が仕事が手一杯の時に依頼されたのなら、待ってもらうか
断るでしょう。そうでなければ、僕が監修する事で外注に出してでも
責任を持って仕事をするでしょう。
する事もしないで仕事をほったらかすなんていうことは考えられません。
弁護士の仕事は、第一に依頼者の弁護をすることだと聞いています。
依頼者の弁護より日弁連の形式的な模擬裁判が大切なのか?

それとも作戦としてやったのだとすれば、被害者家族と
裁判所を侮辱したもので、弁護士としての資質を疑うものである。
この安田弁護士は、死刑廃止運動のリーダーとしても有名で
他にオーム心理教の松本智津夫被告の主任弁護士や和歌山の
カレー毒物混入事件の林真寿美被告の弁護を行っている。
他の人が嫌がる弁護をしているのは、自分の勝手だが
今回の山口母子殺害事件のこの行動は自分の勝手で許されるものではない。
自分の信念を相手に押し付けるようなものだ。
信念を持ってやっているなら、裁判の中でしっかりと弁護をして
勝ち得たら良いではないか。
次回は裁判を妨害するような真似はしないで欲しいものだ。

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2006年03月08日

第二の姉歯

耐震偽造事件以来、第二・第三の姉歯建築士は出て来るとは
思っていましたが、昨日札幌で自ら計算書偽造を告白した
浅沼良一・2級建築士のような例は全く論外と言っても良い。
耐震強度は、姉歯氏のようなものではなく緊急性は無いと
言っているが、問題はそんなことではない。
計算書の数値を改ざんしたという事が問題なのであって
程度のことはその次のことである。
そして何より、資格を持っていない者が大きな顔をして
仕事をして、堂々と会見で答えている事が腹立たしい。
我々建築士は、経験を積み、勉強をして試験に合格して
責任を持って仕事をしているのであって、資格を持っていないと
いうことはその責任でやってはならないのである。
勿論、一級建築士の下で仕事をすることはあるでしょう。
そうやって経験を積んで行くのですから。しかし、それは
あくまでもその一級建築士の責任ですることであって、
二級建築士が自らの責任でしてはならないのです。
ここで誤解の無いように言っておきますが、決して二級建築士のことを
低く見ているのではありません、それぞれが資格に従った役割で
責任を持って仕事をしなければならないと言うことです。
一級の仕事がしたければ、一級建築士免許を取らなければならない。
仕事としては出来るから免許を持っていなくてもするというのは、
社会のシステムを無視することです。

先日の駒大苫小牧の問題も同じ事が言えます。
後輩達が春の選抜に出れないということばかりが取上げられて
いますが、もとを正せば高校生(卒業はしたが)が喫煙・飲酒を
すること事態が間違っているのです。
仮に大学に入学していたところで未成年は未成年です。
ダルビッシュ投手の時を思い出してください。
彼はプロに入った後ですが未青年だったから問題になったのです。

何か今回の事も、大元の事を忘れて目立つ事ばかりを言っている
ように思えてならない。
耐震偽造はやってはならない事だし、当該マンションが
どの程度なのかも問題ですが、一番には二級免許しか持っていない
浅沼氏が一級免許の必要な構造計算を自分の責任だけでやって
いたことです。その上で見ていた一級建築士は一体何をしていたのか。
一級を持っている構造設計士もいるはずだ。(計算書に
明記しないといけないから)
建築界のモラルが低下していると言うか、ゆるゆるになって
ボケてしまっているのではないか。
この一連の問題で建築士が失った信頼は計り知れない。
僕自身も含め、きちんとした仕事をしている建築士は
もっと世間に対してアピールして行かなくてはいけないのだろう。

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2006年03月01日

お上が決めた机上の論理

今朝の「とくだね」でも言っていたが、この4月から
「電気用品安全法(PSE法)」が施行されて中古の電気器具の
売買が出来なくなるものが出てくる。
これは2001年4月1日に「電気用品取締法」から変更して
施行された法律で、古い電気器具の漏電・火災・感電などの
事故防止と粗悪品を排除してきちんとした電源部品で運用管理する
という目的で制定されました。

この法律の対象品は、電気・電子楽器、ギターアンプ、
レコーディング機器、ラジオ受信機、テープレコーダー、
オーディオ機器など、電源トランスを内蔵している製品すべてです。
逆にACアダプターで起動するパソコンやプリンターは
含まれないのだそうです。
これにより、中古販売店などは倒産・廃業に追い込まれるところも
でてきそうです。
ネットでの個人販売も回数が重なると対象となるようです。

ビンテージ楽器などは文化であるとして、坂本龍一や
高仲正義氏が中心となって、対象範囲の規制緩和をお願いする
声明の証として署名を募っています。
署名の受付は、日本シンセサイザープログラマー協会でやっています。
締め切りは3月5日までですのでお早めに。
日本シンセサイザープログラマー協会HP

この他にも、建築業界でもおかしな話があります。
建築工事には、確認申請の後に中間検査・完了検査というものが
ありますが、木造住宅の中間検査と言うのが問題なんです。
中間検査の時期は上棟の後に筋交いを入れ所定の金物を
取り付けた後となっているが屋根は葺いてはいけないという。
しかし、本来工事の順番としては屋根(特に瓦)を葺いて
重量を与えてから柱の建ちを修正してからでないと筋交いを
入れれないのである。筋交いは変形しないように入れるものですから
筋交いを入れてしまうと理論上建ち直しは出来なくなるわけです。
これなども現場の事を何も知らない役人が、机上で決めたとしか
考えられません。
実態にそぐわない法律や規制などは世の中を混乱させるか
いい加減な事をさせてしまう悪法でしかない。
決めるのは良いけど、その後の検証や改良はきちんとして欲しい。

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posted by ツボ at 10:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 怒るで〜ぇ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月21日

再び米国産牛肉輸入禁止

12月に輸入が再開されたばかりの米国産牛肉だが、
危険部位である脊柱が混ざっていたとして、政府は再び
米国産牛肉の輸入を禁止した。
ある程度予想は出来たこととは言え、こんなに早くこんな事に
なるとは、まったく日本も舐められたものだ。
輸入再開を決めた政府はどんな良いわけをするのだろうか。
耐震計算偽造事件のようにアメリカのせいにしてしまうのか。

この食肉加工業者は、対日輸出加工工場として米政府から
認定を受けたばかりだという。一体何を持って認定したのだろう。

日本もアメリカに輸入再開を迫られて解禁したような
格好だが、これがうるさく言うアメリカに対して断る口実として
計算ずくだったらアッパレなのだが、まあそんなことはないだろう。
結果的にこれでまた当分の間はアメリカは大人しくなるのだろう。
次回輸入を再開する際には、もっとしっかりとしたルールで
行って欲しいものです。国民の安全を守ることは、国の
基本的な使命なのですから。

再開と同時に米国産牛肉の使用を決めた業者もどうコメントする
つもりなのだろうか。
今の体制のままでは、アメリカ産の牛肉を輸入する事は
不可能だと思う。アメリカも真剣に取り組まないと世界中から
非難されることになる。食品の安全性はどこまで守られているのか
気になるところだ。

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posted by ツボ at 18:51| Comment(0) | TrackBack(4) | 怒るで〜ぇ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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