2009年12月08日

『一万人の第九2009』ゲネプロ

本番当日の朝。
綺麗に晴れ上がっています。

10時から入場を締め切って欠席者のいる席を詰めて行く席決め。
アリーナは殆ど欠席者がいないのですぐに終りました。
人数の多い女性は大変で、ワンブロックごとに移動をして行きます。
何とか終りそうになったところで発声練習。
前日のリハーサルで気になったところを注意されて、その部分の
練習をして休憩。
ここでいつものように早めのお弁当タイム。

舞台転換の為に逆順でゲネプロがスタート。
最初に第二部の第九をやります。

前日に手ごたえのあったリハーサルの感想を佐渡さんから聞き、
みんなやる気満々です。
クラシックのゲネプロと言う物は、本当に素人では分からない
くらいの微妙な音の調整です。
その間合唱団は、じっと聴いて待っています。

オーケストラのチェックが終ると合唱のチェック。
特に大きな問題は無くすんなりと終って2回目の休憩です。
トイレには長い列。
男性は2箇所のみにして、あとは全部女性用に使うのですが、
それでも全然足りないくらいです。

第一部の練習に入ると、司会の小倉智昭さんが登場してきました。
佐渡さんとも長くなったので息はピッタリです。

昨日はなかったオープニングのチェロの演奏が有りました。
「おくりびと」のテーマ曲です。
実際に、映画の中で弾いていた古川展生さんです。

続いて槇原敬之さんとの練習。
昨日よりも更に合って来ました。
これなら本番でも上手く行きそうな感じです。

すべての練習が終って、最後の休憩に入りました。
ここからお客さんが入って来ます。
練習で知り合ったご夫婦と記念写真を撮ったりして、本番への
気持ちの準備をしていきます。

さあ、いよいよ本番が始まろうとしています。

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2009年12月07日

『一万人の第九2009』総合リハーサル

今年も『一万人の第九』無事に終了しました。

出来栄えは最高でした!

去年は、ブログにしっかり書き過ぎて、HPの方にアップするのを
忘れて、更新が遅れてしまったので、今年はサラッと書くようにします。

初めて一万人が集合して練習する。
席は想像していたけど本当にど真ん中。
テノールの一番端っこで、横がソリストが出てくる通路になっています。
前から6列目だけど、すぐ目の前にアルトのソリスト、その前には
オーケストラが並ぶと言う場所。
オーケストラの演奏中も照明が当っているから気が抜けません。

初めに、佐渡さんから今年のオーケストラのメンバーの紹介。
今年の佐渡さんのテーマは「野生味」ということでワイルドな第九に
仕上げたいようです。
ティンパニーが細身の人だったのですが、演奏はワイルドだとか。
実はこの話は最後にまた登場する伏線です(謎笑)

第九のリハーサルが始まりました。
第四楽章が始まりもうすぐ合唱が始まります。
ファンファーレが鳴って一斉に立ち上がる。
気を抜いていたのか、初めての人は知らなかったのかパラパラと立ち上がる。
早速佐渡さんからダメ出しです。
この一万人が立ち上がる瞬間を佐渡さんは大切にしています。

合図を確認して修正。
バリトンのソロから始まる男声合唱の「フロイデ!」
今年も勇ましい。
出だしは良い感じで一旦止める。
瞬間テノールのソリストが後ろを振り返って見回した。
これがどっちの意味か良くわからなかった。
良い意味?悪い意味?

ここですぐ横のバスの人が大きな声で気になる。
良い声で良く出ているが。。。。
後方のテノールの人も、一人凄く上手い人がいる。
この二人に乗せられて、ついついこちらも頑張ってしまう。
普段より声が出ているような気がする。

本当に真中なので、どのパートからも同じ距離になる反面、
一番距離も長いわけで声のズレがどうなるのかちょっと心配だったが、
意外と声のズレを感じない。
今年は結構合っているのかも知れない。
曲が進むにつれてズレの事は気にならなくなり、歌うことに集中できた。

そして、それは最後に起こった。
フィナーレの激しいところが終わった時に、ティンパニーの
皮が破れたのだ。
丁度終った瞬間だったから良かった。
これが本番の途中だとどうなった事か。
バイオリンとかは、途中で弦が切れても人数もいるし、
順番に後の楽器と交換して張り直してきたりする。
ティンパニーは一つなのでそうは行かない。
佐渡さんが言ったようにワイルドな演奏となった(笑)

第九が終るとゲストの槇原敬之さんが登場。
始めてマッキーと一緒に合わす。
最初は、新曲で静かに聴くだけ。
2曲目は「見上げてごらん夜の星を」の時に、佐渡さんが
知ってる人は一緒に歌おうかと言い出した。
マッキーは素直に従い、合唱することに変更。
佐渡さんの突然の変更でリハーサル開始。
ワンコーラスをマッキーが独唱して、次からみんなが加わった。
しかし、変調した所でも歌い続けている。
僕としては、ここは槇原さん一人の方が良いだろうと思った。
結局歌い続けて最後まで。
う〜〜〜ん、明日はこのまま行くのか?
そんな事を考えながら3曲目の「世界に一つだけの花」に。
今まで感じがつかめなかったコーラスが、マッキーと歌うと
嘘のように解けた。
あ〜〜こんな感じになるんだ。

ここでまた佐渡さんから変更が。
最後の繰り返し部分を何回も続けようと。。。。

楽しくて、盛り上がるから何回やるか決めずに繰り返そうと言う提案。
ただ歌うだけなら良いのですが、最後のところだけ違うんですね。
ただでさえ良くつかめないのに、何処からこのパートになるのかわからない。
一応合図をしてくれるんですが、ちゃんと歌えるるのか不安です。

歌い過ぎて、ちょっと声が枯れそうになってしまった。
ゲネプロでは、押さえ気味にしておいた方が良いかも。

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2009年11月30日

『一万人の第九2009』佐渡裕特別レッスン

昨日は、第九の佐渡裕特別レッスン(通称:佐渡練)でした。
本来の日程から変更をしてもらって日曜日の朝に行って来ました。
会場に付くと人がパラパラ。

(・−・)・・・ん?

日曜日の朝だから参加者が少ないのかな?
それにしても少な過ぎる。
多少早めについたものの前から2列目に陣取った。
暫くして、一緒に日程変更した同じクラスの人が到着。

「それにしても人が少ないですよね」
「私も早めに着いたんですけど、まだ時間有りますからね。これからでしょう。」
「えっ、10時じゃなかったですか?」
「いえ、10時半でしょ。」

そうなんです。
僕が10時からだと思い込んでいたのでした。
改めて見てみるとちゃんと10時半からって書いて有りました。
人が少なかったはず。
僕は、約1時間前に来た事になるのです。
お蔭で、前に行った為に佐渡さんが降りてきた時に年齢を聞かれました。
前から中央の3列ほど、参加者の年を聞いた時に、僕もマイクを向けられました。

さて、ようやく時間となって発声練習。
朝一番なのでしっかり声出しをして、佐渡さんの登場です。
今年も痩せてました。
昔のように、“熊のプーさん”ではなく、去年絞ったままのようです。

7回目ともなると、佐渡さんのチェックポイントは大体わかります。
最初から順番に歌って、そのポイントを指導して行きます。
そこは関西出身だけあって、ギャグも織り交ぜながら。

第九の説明をしながら、こう表現して欲しいと気持ちを伝えて行くと、
本当に不思議と合唱が変わって行きます。

佐渡マジック

と、呼ばれる不思議な力です。

佐渡練の恒例となる男声合唱のマーチの部分。
バスとテノールの真中に佐渡さんが入って、みんなで肩を組んで
マーチを歌うのです。
ウチの彼女は、いつもこのマーチを羨ましがっています。
佐渡さんと歌うの言う事ではなく、歌として楽しいし、勇ましいから
歌いたいけど、男性だけなのが悔しいみたいで、いつも心の中では
一緒に歌っているようです。

今年の佐渡さんを占うポイントは2つ。
「フォール ゴット!」をどれ位伸ばすのか?
最後の部分の速さはどれくらいか?

初めの「フォール ゴット!」のところは、今年は結構長いかも。
一発目の練習では、息継ぎをしないでいけるかやってみました。

メッチャ長い

死ぬかと思いました。
ホントギリギリで、腹筋が痛くなったほど。

佐渡さんは、長いのはわかっている(自分がやっているから)から、
途中で無理せずに息継ぎをして良いと言うけど、僕はいつも
佐渡さんに挑戦する意味で頑張って息継ぎ無しにしています。
声がヘロヘロになりそうだと仕方ないですが、意外とこの音は
気持ち良く出せる音なんです。
ベートーベンも、そんなことを意識して作ったのかもしれませんね。

そして、フィナーレの部分のスピード。
今年はそんなに早くないかも知れません。
去年が、殺人的なスピードだったので、今年は佐渡さんも
セーブしているのかも知れないです。

がっ!

本番になると、どうなるのかわからないのが佐渡さん(笑)
乗ってくると速くなるかも知れません。
でも、去年歌えたんだから、いくら早くなろうと大丈夫でしょう。

昨日は比較的声も良く出ました。
と言うより、これも佐渡マジックと言うのか、出させられるのでしょう。
こちらもドンドン乗せられて歌っているという感じです。
途中から、佐渡さんの指揮に集中して、自分の声が聞こえなくなってくるのです。
これは決して悪い意味ではなく、自分がみんなと一体となって
行く感覚です。
普段の練習は、どこか冷静な自分がいて、絶えず自分の声を
チェックしています。
周りのテノールとの音、その他のパートとの関係などを
意識しながら歌っているのですが、佐渡さんの指揮で歌う時には、
そんなことではなく、自分が一人の声として全体の中に
溶け込んで行くような気がします。
それが、佐渡さんの持つオーラであり、凄さなんだと思います。

いよいよ秒読みになってきた本番。
今週土曜日には、今回初めて一万人が集まって練習をします。
このリハーサルと、当日行われる本番と同じ進行で行うゲネプロ。
泣いてもわめいても、練習できるのはあと2回です。
その直後に、本番が始まります。

今年は満足して歌い終えれるように頑張ります。

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2009年11月27日

『一万人の第九2009』6/6回目

昨日で一万人の第九レッスンも最終回となりました。
3ヶ月間練習してきた集大成。

初めに、ゲストの槇原敬之さんと一緒に歌う「世界に一つだけの花」の
練習をしました。
特別難しいコーラスではないけど、まだ馴染みがない分戸惑っています。
リハーサルで実際に槇原さんと一緒に歌って見ないと感じが
つかめないかもですね。
こんな感じなのかって言うのがわかるんじゃないかな。
リハーサルとゲネプロで合せます。

続いて、本題の第九を頭から通しで練習。
有元先生が気付いたところをチェック。
最後の修正です。
ここまで来ると、微妙なところの修正でコロッと変わったりするものです。
とりあえずみんな歌えることは歌えるので、ニュアンスだったり、
音の問題だったり。

そして、後半は有元クラス名物の「発表会」
クラスを半分に分けて、それぞれが前に立って歌う、片方は
それをお客さんとして聞く。
これは、本番に向けて人の前で歌う練習と、普段自分たちでは
わからないお客さんからどう聞こえるのか、他のパートも良く聞こえる
ということもあります。
特に本番は人数が多いので、自分のパートの声に囲まれて、
他のパートはそんなによく聞こえないのです。
わかるのはわかるけど、全体のバランスはわかりません。

前半に沢山出過ぎて、後半は人数少なかったです。
時間も押していた関係で、指揮とソロを歌っている有元先生も、
焦り気味で指揮が途中わかりにくくなったりでした。
僕は後半だったので、少ない人数で頑張りました。

なんとかレッスンを終了した後に、毎日放送の人から今後の事について
話がありました。

最後に、有元先生からのエールとして「オ・ソレ・ミーヨ」を
歌ってもらいました。
流石のバリトン。

後は、佐渡さんの特別レッスンとリハーサルで、本番当日を
迎えることになります。
体調整えて、楽しい打ち上げが出来るように頑張ります。


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2009年11月13日

『一万人の第九2009』5/6回目

昨日は、当日の座席チケットがもらえるので、期待に胸を膨らませて
出かけて行きました。
去年はアリーナ席が無かったので、今年こそはとチケットを見ると

「舞台アリーナ」の文字が。。。。

久しぶりのありな席ゲットです!
今年は、うちのクラスは大奮発みたいで、かなり多くの人が
アリーナになったようです。
聞こえてきたソプラノの人も「6列目」と言っていました。
実は僕も同じく6列目なのですが、女性の場合は列が長いので
6列目と言うのは本当に前の感じなのです。凄い!

次々にアリーナ席を獲得する人が。
妻は少し遅れて到着。
既にアルトの人は30〜40人は来ている感じだ。。。
一緒に歌う人と合流して受付けに。。。

おぉ〜〜、初めてのアリーナ席ゲット!
16列目ながらまずまずだろう。
佐渡さんの表情も見れる位置だから、歌いやすいと思う。
アリーナ席は、チケットを持っている人以外は入れないので、
お互い行き来も出来るから良かった。

さて、レッスンの方はと言えば、ゲストの槇原敬之さんと
一緒に歌うことになっている「世界に一つだけの花」の楽譜を
もらったので、まずはその曲の練習。
コンサートの度にいろいろな合唱をしているようで、その中から
選んだアレンジらしい。
特に難しいコーラスは無く、サビはユニゾン、その他はハーモニーと
言う簡単な物でした。
ちょっと残念。
歌もみんな聴き馴染んでいるから、去年のケミストリーとの
「約束の場所」のような事は無い。

何回か練習をした後は、第九の通しチェック。
初めから少しずつ歌って、先生の気になるところを修正。
最初は楽譜を見て、次は暗譜でといった具合に進めて行く。
一通り終ったところで、適当に場所を移動して歌う「シャッフルタイム」
今年は、関係のある人と歌いましょうということになり、
妻と一緒に歌うことに。
周りにアルトの人がいないと不安そう。
僕もテノールが少ないので孤軍奮闘。

昨日は、やや声が出にくかったので、高い部分はファルセットで
歌わざるを得なかった。
無理して変な声を出したり、喉を痛めても仕方ない。

さんざん歌ったので少し疲れました。
終った後に、打ち上げのチケット申し込みに行き、お釣りをもらって
帰ろうとするとチケットが見当たらない???
どうも受け取り忘れたようで、慌てて戻ってチケットをもらいました。
うっかりしていたのかな。

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2009年10月31日

『一万人の第九2009』4/6回目

一万人の第九レッスンも後半に突入です。
前回フーガを徹底的にやり、今回は残りのフィナーレのパートです。

ここからは、フーガに続いて暫くゆったりとした流れがあって、
一気にテンポアップして行くクライマックス。

久しぶりに歌うと、スピードに歌詞が付いてこなくて、
多少はしょりながら歌うという有様。
舌が廻らない。
歌詞も少し危うい。
これが一年ぶりと言うことでしょうか。

経験者クラスには、日頃から合唱団に入っていて歌い慣れている人も
多く全体の流れは出来ています。
先生も、それに合わせての指導になるので、久しぶりの僕にとっては
付いて行くまでに時間がかかる時も有ります。
大体は、もう7回目になるので問題ないのですが、このスピードでは
思い出しながら歌うのはきつかったです。
ここは、条件反射的に歌わないといけないくらいなのです。

何とか最後まで歌い終えたところで、いよいよ通しで歌うことに
なりました。
通しで歌うのは今年初めて。
約15分の合唱ですが、通しで歌うとなると結構喉の耐力も
いるので少し心配。
最初のバリトンのソロを先生が歌いだし、それに続いて
男声合唱の「フロイデ!」
いよいよ始まりました。
途中で何回か止めながら、気になった部分の注意を受け、
何とか歌う事が出来ました。

男声合唱のマーチでは、今年もステージセンターを狙って
セカンドテナーの申告をしました。
次回に当日の座席をもらえるので楽しみです。
今年はアリーナ席があるでしょうか。
去年は無かったから期待しています。

本番の後の打ち上げの告知もありました。
今年は、いつもの清原先生の打ち上げに入れてもらうのではなく、
こちらの有元先生の打ち上げに参加してみようかと思っています。
本来は、練習をしたクラスでするのが良いのですから。
去年は、妻が清原先生のクラスにいたので、知り合いも多い
清原先生の方へ行っていたのですが、今年は妻も同じ有元先生の
クラスなので、こっちに参加してみようというわけです。

レッスンも残すところあと2回。
最後の「佐渡裕特別レッスン(通称:佐渡練)」、前日のリハーサル、
当日のゲネプロ。
いよいよ迫ってきたという感じです。

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2009年10月16日

『一万人の第九2009』3/6回目

昨日は一万人の第九レッスン3回目でした。
経験者クラスは6回しかないので、1回1回の間隔が空きます。
普通は2週間ピッチなのですが、昨日は日程調整の為に3週間ぶりとなりました。
本当にその間は、まったく声を出していなかったので、
ちゃんと声が出るか心配でしたが、なんとか歌いきる事が出来ました。

昨日のレッスンは、前回予告していた通りに二重フーガの部分。
第九の中でもっとも複雑であり、歌っていると一番変化があって
楽しいところです。

発声練習をしてから、各パートをみんなで歌う。
みんなが違うパートを歌う事で、どんな風に歌っているのか、
何を歌っているのかを意識するためです。
一通り歌い終わると、有元先生の解釈で物語のような漫談が始まりました。
各パートをそれぞれ人格化してその関係や気持ちを説明して行きます。
アルトとソプラノ、バスとソプラノ、テノールとアルトと言った風に、
恋愛のような人間関係をでっち上げての説明は、楽しく、
よくわかる解説でした。(笑)
今まで、何気なく聞いていた別のパートの役割や気持ちが
わかったような気がします。

何回となく繰り返し、大切なハーモニーやシンクロの部分を
抜き出して練習し、最後に通して歌いました。
ここでも全員で歌ったり、半分に分けてお互いが聞き会うと
言う事もしました。
これによって歌っているときにはわかりにくい、全体のハーモニーが
よくわかります。

レッスンの大半をこのフーガの部分に割いて、残りの時間で

「イールシュツルツト ニーデル ミッリオーネン」

少し怪しげなメロディーを練習。
大きな区切りまで進み、次回は最後の

「ダイネツァーベル ダイネツァーベル」からエンディングまでとなります。

後は後半の3回のみ。
場合によれば次回は通し練習もあるかもしれません。
久しぶりだと通しで歌うのは結構しんどい物です。
気合を入れてやらなければいけないでしょう。

受付の時に、「佐渡裕特別レッスン(通称:佐渡練)」の案内がありました。
今年はインフォメーションが早い。
で、いつだと見ると12月3日。
2日後には総合リハーサルじゃん。
今年も土壇場かいな。
去年から、佐渡さんが最後の1週間で詰めてやろうとしているようだ。
まあ、その方が効率は良いだろうけど。
佐渡さんも忙しい身だからね。

インフルエンザも流行っているし、急に寒くなってきたから、
体調崩さないようにしないといけないです。

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2009年09月25日

『一万人の第九2009』2/6回目

昨日は、一万人の第九レッスンの2回目でした。

2週間ぶりとなるので、またまた声が出るか心配でしたが、
発声練習をしているうちに、何とか出てきました。

経験者クラスは、6回しかないのでやはりペースが速い。
前回第1パートの「M」までやったので、今回はひょっとしたら
二重フーガまで行くかなと思っていました。

予想は的中。

二重フーガは難しいので次回またやるものの、さらっとやるということに。

昨日のレッスンは、精度を増すという意味で、かなり出だしの音や
ハーモニーのチェックが厳しかったです。
何度も繰り返し練習をして、一度通すと出来ていない。
ちょっと不満そうでしたが、前に進まなければならないので、
次に進んで行く。

今回もみんなで各パートを一緒に歌って、違うパートがどんな風に歌い、
どんなメロディーを歌っているのかを知る為です。

多分次回で一通り終わって、後半の4回目から更に厳しいチェックを
するのでしょう。
一応歌えるのが前提の経験者クラスなので、歌うことではなく、
歌い方、細かい音程のチェックがメインになるのです。

この日は、本番当日に販売するパンフレットのクラス写真の撮影もあって、
少し早目に終了しました。
レッスン風景のスナップを撮っていた愛想の良いカメラマンではなく、
クラス写真担当の愛想の悪いカメラマンが待ち構えていました。
相変わらず隣の人と手をつないで肩まで上げるポーズ。

他にないんかい!

この日の収穫は、有元先生が何度も言っていた高い音の出し方が、
何となくわかったような気がすること。
意識して鼻の奥から上に出すようにしたら、今まで裏声でないと
出なかった声が、表でもない、裏でもない声で出るようになりました。
でも、まだ完全にマスターしていないので、出来ない時もしばしば。
これがマスターできると、テノールらしい声で全部歌いきれる
かも知れない。

そんな夢を見ながら帰って行きました。

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2009年09月11日

『一万人の第九2009』1/6回目

昨日は、一万人の第九の初レッスンに行って来ました。
今年も昨年と同じく、有元先生のクラスです。
12回のクラスはもう既にレッスンが始まっており、早いところは
3回目が終っています。
経験者クラスの6回クラスは、スタートが遅く9月の2週目と
なってしまいました。
これでもペースは、2週間に一度のペースで、時には3週間空く時も
有るので、その間の声出しが出来ないのが心配です。
経験者クラスには、合唱団に所属している人が多いのですが、
僕のように普段まったく歌っていない人にとっては、喉の維持と言うか管理が大変でも有ります。

練習の方は、発声練習に続いていきなり始まります。
昨日は、第1パートまでやると言う事で、「M」のパートまで
一気にやりました。
自分のパートだけでなく、みんなで一緒に歌ってみようと、
ソプラノ・アルト・テノール・バスすべてのパートを歌いました。
当然、ソプラノはファルセットで無いと出ないし、一番高いところは
まったく無理でした。

隣になった人が、兵庫県立芸術文化センターの合唱団のオーディションに
通ったと言う人だったので、ソプラノまで出る声に感心していました。
声の大きさではなく響きを出すようにしたら良いですよと
教えてもらったのですが、それが難しいのです。(笑)

久しぶりに歌う第九は、歌うだけで精一杯でしたが、
何とか最後まで声を嗄らさずに唄えたのは良かったです。
100%ではなく、60〜70%で唄うと言うのが、少しは出来るように
なったのかも知れません。

今年は、音程を意識した合唱にしたいと言う先生の目標で、
細かい部分のチェックをしながら、第1回目のレッスンは終了しました。

今年は、早くにゲストが決ったので、募集前から「槇原敬之」と
発表がありました。
前回このことを書いた時に、槇原敬之だったら「世界に一つだけの花」
だったら嫌だな〜〜〜って言っていたのですが、

なんと。。。。。

「世界に一つだけの花」でした!

昨日、有元先生がもらしました。

「今年は早くゲストが決ったから、合唱用にアレンジした楽譜が
早い段階で手元に届くよ」
って

オ〜〜〜・マイ・ゴ〜〜〜ット!

これって、みんな良く知っている曲だけど、随分昔の歌だし、
はっきり言ってあまり好きではないです。
今の「オンリーワン思想」の基になっているようで。

僕が「オンリーワン思想」と呼んでいるのは、唯一無二の事ではなく、
協調性の無い自分勝手な考えとでも言うか、ちょっと逃げのような
すり替えのよな考え方のことです。
これは個人的な感想なので、気分を害する人がいたらスミマセン。
その歌をどう感じるかは、それぞれの自由だと思うので、
僕の感じているままに表現します。

これも、実際に一緒に歌ったら、感じ方が変わるかも知れません。
それも楽しみの一つなのかも。

誤解のないように言っておくと、槙原敬之さんは競い合って
一番にならなくても、一人一人が自分を大切に生きて行けば良いと
言っているのだと思う。
それを自分の良い様に解釈している人がいるような気がするのです。

このペースだと、第3回目くらいで一通り歌って、後半の3回で
仕上げて行くんでしょう。
どこかでちょっと練習しないとまずいかも。

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2009年07月28日

今年も『一万人の第九』に参加

この時期になると、毎年恒例の年末「一万人の第九」の抽選発表となる。
今年は、妻と一緒のクラスにしようと、合同申し込みにしたので、
半分諦めていたのです。
と言うのも、妻のパートはアルトで、アルトは応募人数が一番多い。
抽選は、二人一緒で決められる為に、漏れてしまう確率が高いのです。

本来希望している、初心者クラスの清原先生のクラスは、
人気も高く取り難い。
ましてや僕は、今回で7回目となるので、それもあって経験者クラスに
行くべきなのかも知れない。
去年も、最初の時に様子を見に行った時に(正確には潜り込んだ)
初めての人がかなりいた。
経験者は、経験者クラスでも出来るが、初心者は初心者クラスで
無いと難しいのも確か。
やむを得ない事といえばそうなのだ。

そして、僕は去年と同じ経験者クラスに割り当てられた。
クラスは、どうせ習うならと希望した有元先生のクラス。(多分そうだろう)
先生によってかなり教え方が違うので、自分に合った先生を
選ばなければいけない。
細かくは言えないが、先生によっては経験者=合唱団所属と
考えている人もいる感じで、発声練習もそこそこにいきなり唄わせる
先生もいたりして、普段から唄っていない僕にとっては、
声が出ないうちにやるので、ちゃんと練習できずに終ってしまう。

その点、有元先生はまだ発声練習をちゃんとしてくれるし、
教え方も楽しいから良いのだ。
あとは、回数が6回しかないので、当然間隔が空くのを
自分でどうフォローするかだけである。

今年は例年と違うのが、歌のゲストがいきなり決っている事だ。
通常は9月下旬になって分かるかどうかで、公式発表の後に
知らされるようになっている。
今年は募集の前から決っていた。
今年のゲストは、槇原敬之だ。
清原先生の教え子でもある。
去年のケミストリーが、槇原敬之の「約束の場所」を歌ったのに
繋いでいるのかと思うが真相はいかに?

これで、みんなと合唱するのが「世界に一つだけの花」だったりすると、
ちょっとな〜〜〜と言う気がするのは僕だけだろうか。

まあ、これでまた9月からは12月まで第九の季節に突入となる。
今年もやるぞ!(`0´)ノ オウ!

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2008年12月12日

一万人の第九 2008 打ち上げ

本番が終ると、ある意味で「本当の本番」打ち上げがある。(笑)
清原クラスの名物で、今は他のクラスでも打ち上げをするところが
増えてきているようだ。

梅新のアサヒビアホールを貸切って、総勢220〜230人くらい集まって、
お互いのこれまでの苦労と、今日の喜びを分かち合うのです。
本番直後だからみんなのテンションも高く、まだまだ唄い足りないと
言った様子が見える。

本来の会は、「清原先生の誕生日を祝う会」となっているのだが、
そこは大阪なのでそれに便乗した形で「第九の打ち上げ」となる。(笑)
それで良いのだ!

今年は、先生が佐渡さん達との打ち上げに顔を出している間に、
「ハッピーバースデイ」の歌を合唱らしく唄おうと言う事で、
司会の人が練習の指導をした。
その後ゲームをしているところへ、少し遅れた形で清原先生と
ピアノの矢吹先生が登場し、会場は盛り上がってきた。

今年はビンゴゲームではなく、ひたすらクイズ形式で進めていて、
僕は敢え無く早々に敗退してしまった。
何回かクイズを繰り返すのだが、今年はことごとくダメだった。
その中でも、商品が目覚まし時計の時は悔しかった。
以前にも、この録音が出来る目覚まし時計はあって、その時には
清原先生の声を録音した。
今年は、ピアノの矢吹先生にしようと言う事で、会場のおじさん達は
大いに盛り上がったのだ。
結果、二人が商品をゲットしたのだが、その録音した言葉は

「○○さん、起きて下さ〜い♡」

と、矢吹先生が優しく囁きかけてくれるのだから。。。。
欲しかったです〜〜〜〜〜!残念!(笑)

そうこうしている内に、本代の清原先生の誕生日祝いが始まった。
歌を歌うも、折角練習したのは吹っ飛んでしまい、いつもと同じに
歌って終ってしまった。
もう一回歌ってやってみるものの、あまりパッとしなかった。
引き続いて恒例の「全月ごとの全員お祝い」
月毎に順番にみんなが壇上に上がってお互いを祝い合う。
こうして全員の誕生日を祝い合うと、いよいよ待ちに待った
第九アンコール公演だ。

ピアノは勿論矢吹先生が弾いてくれる。
オープニングのイントロが流れると、男性はバリトンのソロを
唄いだす。見よう見真似なのだが、これが気持ち良い。
後は途中のオーケストラの部分を飛ばしながら、順番に唄ってゆく。
今年は久しぶりに全部唄った。
これは清原先生の機嫌が良い証拠だ。
普通の年は少し飛ばすパートもある。
アルコールも入り、後の事は考えないとみんな声が出るものです。
大声を張り上げて本番以上の声が出ている。(笑)

指揮がしたい人は、パートごとに交代してタクトを振る。
これも打ち上げならではです。
みんなも指揮を見ているような見ていないような。(笑)

第九が終るといつものように「翼をください」を歌って終る。
今年はたまたま、本番のオープニングでこの曲をメゾソプラノの人が
唄ったから驚いた。

本番が終った直後にする打ち上げはとにかく楽しい。
指導してくれた先生とピアノの先生も来てくれるから尚の事だ。
ここでもう一度第九を歌うから歌った気がするのかもしれない。
それが「本当の本番」と言われる所以だろう。
また来年も、打ち上げを楽しむ為に頑張って練習をして、
本番を終えるのだろう。
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2008年12月10日

一万人の第九 2008 本番

「歌のある星へ」と言うテーマを掲げた今年の第九。
佐渡さんが、広い宇宙の中で地球には“歌”と言うものがあるんだと
いう気持ちを込めたものです。

オープニングでは、4人のソリストたちが、それぞれ各国の代表的な歌を
歌って登場する。
中でも今年のテノールは素晴らしかった。
声にハリがあり、“まさにテノール”と言った印象だ。

これに引き続き今年のゲストのケミストリーが登場。
今年は、ゲストの時にフルオーケストラの演奏は無かった。
最初はピアノで新曲「恋する雪 愛する空」を披露。
2曲目は、ストリングスだけを入れて唱歌「冬の星座」を
一万人の合唱団と歌った。
これは、簡単なコーラスだったので問題は無い。
そして、3曲目には心配だった「約束の場所」
この曲は、全国のブラスバンドに演奏して欲しいと言う事で、
ブラスバンド用にアレンジして全国550校に楽譜を配ったらしい。
淀川工科高等学校(通称:淀工)から、吹奏楽部の100人が演奏を行った。

とにかくもうやるしかないので、楽しく精一杯やるしかない。
手拍子をしながらコーラス。
おっ!今までと違ってテンポ感が出てきたぞ。
ケミストリーの川畑君も踊っているじゃないか。
やっとコーラスになった。
リハーサル、ゲネプロとノリが良くなかったけど、本番でやっと形になった。

ホッとした。。。。。

上手く行かなかったらケミストリーに申し訳ないと思っていた。
終ってからのコメントでも、「感動した」と言ってくれたようで、
本当に良かったと思う。

これで無事に第一部が終了した。
30分の休憩を挟んで、いよいよ第二部の“第九”が始まる。

ステージは、フルオーケストラのセッティングに変わっている。
演奏者が着席し、燕尾服に着替えた佐渡さんが入ってくる。
第九の演奏が始まった。
合唱では、とても早いと感じた佐渡さんだが、第一楽章から
第三楽章まではとてもゆったりとした大きな音になったいる。
こうして毎年演奏を聴いていると、素人ながら少しずつその年によって
音が違うのが分かる。

第三楽章が始まる前に、4人のソリストたちが入ってスタンバイする。
開場後方からは、司会の小倉さんとケミストリー達がそっと入って来て、
それまでダミーで座っていた女性と交代する。
空席が無いように座らせておいたのだろう。

第四楽章に入り、聴きなれたメロディーが流れる。
みんなに緊張感が漂った。
ゲネプロで注意された立ち上がりが近づく。

ファンファーレは鳴り響き、一斉に立ち上がる。
バリトンのソロに続いて、今年の合唱団の第一声、男声合唱の「フロイデ!」
ピシッと決った。
今年もいけそうだ!
前半の合唱は今までの最高の出来だった。
殆ど乱れも無く、一万人が本当に一つになっている気がする。
本番の集中力とは凄い物だなと感心した。

今年は喉の調子もまずまずで、リハーサルから結構声が出ていた。
後半の高音の部分を、そのまま出すか、ファルセットにするか迷った。
その時の感じで行くしかないなと決めて唄い続けた。

フーガに差し掛かって合唱がやや乱れ始めたが、何とか
持ちこたえて終盤に。

いよいよ今年の佐渡さんの指揮が早い部分に入って来た。
「ダイネ ツァーベル」
ゲネプロでも指摘されていたが、ソプラノが遅れている。
はっきりわかるくらいに。

と、その時
佐渡さんの指揮がおかしい?
「アッレメンシェン」の入りがタイミングが変だ。
一瞬、指揮が分からなくなる。
後から想像すると、遅れているソプラノを待って、佐渡さんが咄嗟の判断で
半テンポ増やしたのかも知れない。
ただこれは推測であって、実際は何も無く普通にタクトを振っていて、
僕の方が間違えていただけかも知れない。
佐渡さんだけが真相を知っているのだろう。

次の「ザイトゥム シュルンゲン」も早い。
早口言葉のように言葉を繋げる。
意外と発音できる物だなと、自分で感心してしまうほどの速さ。

何とかまとまって最後のパートになった。
「フロ〜〜〜イデ シェ〜〜〜ネル、ゲ〜〜〜ッテル フンケン」
結局ファルセットになっていた。
やはり表の声で歌いきるには、発声練習を積んでいかなければ
無理のようだ。
でも、ファルセットもしっかりした声が出せるようになったと思う。
これはこれで進歩したんだな。

唄いきった後は、満足した脱力感が漂う。
最後の演奏を聞きながら「今年も終わった」と思った。

「蛍の光」を唄いながら、小倉さんのメッセージを静かに聴く。
また来年歌えれば良いな。
みんなとも、一年のお別れだな。

さて、この後は清原クラスの打ち上げが待っている。
僕は今年は違うクラスなのだが、打ち上げには参加させてもらっているのです。
これがあるから楽しいんですよ。
一部には、こっちが“本番”だと言う声すらあります(笑)
posted by ツボ at 15:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 1万人の第九 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月09日

一万人の第九 2008 ゲネプロ

朝から青空。
雲一つ無い、と言うくらいの快晴。
急に寒くなったけど、それが本番に向けての気持ちを引き締めてくれる。

集合時間を少し過ぎていたためか、かなり空いていて簡単に入場できた。
席決めまであと30分を切っているので、知り合いに合いに行く事も
出来ず、すぐに席についてスタンバイしていた。

今年は、男性陣は欠席者が少ないようで、ほとんど動く事も無く
すんなりと終った。
女性陣も、1ブロックくらいの移動で、半端になった人達を
ゴソッと動かして予定よりも早めに終了したのだが、練習の予定変更により
時間がバラバラになっていて様子がつかめない。
発声練習の後に、いつもなら30分〜40分位の休憩時間があって、
そこでお弁当を食べていたのですが、今年は10分しかなかった。
更に、ステージ換えの関係で本番とは違う進行でゲネプロが
進められるらしい。

休憩の後は、いきなり第九の練習。
これは、第一部のケミストリーの時にオーケストラは参加せずに、
淀川工科高等学校が演奏をするので、席をどけてしまうからです。
つまり、本番の最初のセッティングを残してゲネプロを終ろうと
考えたのでしょう。
それの方が無駄が無いから。

第九は、まず第一楽章から第三楽章まではオーケストラのみです。
ここはゆっくりと音楽を楽しんでいられます。

うむ!
今年の滑り出しはゆったりとした感じで、大きな感じがするなぁ。
でも、これが第四楽章の終盤になると早くなるんだよな。
などと考えながら出番を待ちます。

第三楽章は短いので、ソリスト達はここから登場してスタンバイします。
第三楽章に入る前に少し時間があったので、佐渡さんがソリストは
入るのかと確認します。
その直後にソリストが入場して来ましたが、ちょっと佐渡さんが
ピリピリしているのかな?

第四楽章に入ると全体に動きが出てきます。
合唱団も姿勢を正したり、体をほぐしたり、水を飲んで喉の渇きを
補ったりします。

ファンファーレが鳴ると一斉に立ち上がって、バリトンのソロから始まります。
区切りのついたところで一旦止めて、佐渡さんから立ち方が
バラバラだと注意されてしまった。
初めて参加する人は、練習でやっていなければそんな事も
知らない人もいるだろう。
分かっていても実際の演奏の中で反応するのは、集中していないと
難しいだろう。
佐渡さんは、そこの集中の事を言いたかったのだろう。
もっと集中しろと。

「フォール・ゴット!」は、今年は長そうだ。
とりあえずゲネプロでは、息継ぎせずに唄う事が出来たが、
本番がどうなるのかは佐渡さん次第だ。

終盤の「ダイネ・ツァーベル」「ザイトゥム・シュルンゲン」は
予想通りに早い。
殆ど早口言葉並みだ!
この速さについて行くしかない。頑張ろう。

この後で休憩と言うが、ここでも30分を切っている。
しかし、お弁当を食べるならここしかないと、妻のいる方へ向った。
今年も席が近かったので、一緒に食べようと話をしていたから。
妻の席が一番上のところで、そこの後ろには比較的広い通路があり、
一通りもあまり無いので、持ってきたレジャーシートを広げて
ゆっくりと座って食べた。
知り合いのアルトの人も電話で呼んで3人でお昼。
ちょっとした遠足気分です。
少し急いで食べて10分前には食べ終えていました。

バタバタとしながら第一部の方のリハーサル開始。
昨日は上手く行かなかったコーラスでしたが、とにかく乗って楽しく
歌うしかないと開き直って唄った。
少しはマシになったものの、まだケミストリーの邪魔でしかない。
本番では上手く行くのだろうか?
ここまで来たらやるしかないでしょう。
昨日の総合リハーサルの後で、清原先生がキーが低いから
上げて歌っても良いし、分からなかったらメロディーを歌っても
良いよと言ってくれたのが、ずいぶんとみんなの気持ちを
楽にさせてくれたようだ。

結果的には、時間を余らせてそうそうにゲネプロは終了した。
去年と同じだ。
1時間もあるじゃないか。
これならその前の休憩を、もっとゆとりを持って取って欲しかった。
結果論なので仕方ないところもあるが、今年はスケジュールを変更するし、
その予定の全貌を言ってくれなかった為に、みんなが混乱してしまった。
ここらあたりの微妙な気持ちを、スタッフさんは感じて欲しいと思います。
女性のトイレ行列は、見ていても本当に可愛そうです。
これ以上トイレの数は増やせないのだから、時間に余裕を持つしか
方法は無いでしょう。
急がせるからフライングして抜け出す人がいて見苦しくなるし、
慌てて怪我をしたりもするんだから。
と言っても、これをスタッフさんが見ているとは限りませんが。
posted by ツボ at 16:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 1万人の第九 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月06日

一万人の第九2008 総合リハーサル

いよいよ明日になった「一万人の第九」本番。
今日は、1万人の合唱団とオーケストラが始めて一緒に練習をする、
総合リハーサルでした。

今年の第九は、雨はさけられたものの、この前までの暖かな日々と
うって変わって真冬の寒さでした。
最後で風邪をひかないように気をつけながら大阪城ホールへと
向かいました。

発声練習と、気になるところを簡単に歌って、第2部の第九から
することになった。
第四楽章からスタートして、合唱の部分へと入って行きます。
今年は去年みたいな、バリトンのキュウちゃんのハプニングもなく(笑)
順調な滑り出し。
多少気になるところで止めて、佐渡さんからの指示が飛びます。

一通り終ると休憩を挟んで、第一部のケミストリーとのコーラス練習。
実際にケミストリーの歌にあわせるのは初めてなので、
どうなるのかと思う間もなくケミストリーが唄いだして、
あれよあれよと言う間にコーラスのところへ。
みんな戸惑いながら唄いだす物だから、声が小さくて聞こえない。
途中から様子が分かって、何とか歌ったもののダメですわ。
佐渡さんもたまらず、コーラスの練習を開始。
何回かこなしてとりあえず形になったのか?

ケミストリーと一万人のコーラスによる“化学反応”は、今日のところは起こりませんでした。
ケミストリーもどう思ったことだろう。
ちょっと心配です。

何とか終った後は、清原先生が今日の期になったところの復習をして、
明日に課題を残したような雰囲気で終了しました。

数年前にあったように、今夜は佐渡さんは寝つきが悪いかもしれません。
明日は、なんとか“化学反応”を起こせるように頑張るしかないです。
本題の第九の方は、良い感じでいけそうな気がするのですが、
ゲストとのコーラスが問題になるとは計算違いです。
posted by ツボ at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 1万人の第九 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月04日

2008佐渡裕総監督特別レッスン(佐渡練)

昨日は、佐渡裕さんの特別レッスン、通称『佐渡練』に行きました。

京都での仕事が、思っていたよりも早く終ったので、とりあえず
会場まで行く事にしました。
前の組の練習が有るので、開場時間まで少しありました。
既に、早く来た人達が行列を作っています。
並んで暫くすると、前の組の人達が終ってぞろぞろと出てきました。
開場時間より5分早く入場開始となりました。

女性は沢山いるけど、流石に男性の方はまだパラパラ。
折角早く来たので前に行こうかと席を探すけど、最前列は
既に埋まっています。
どうしようか迷ったけど、2列目の2番目が空いていたので、
佐渡さんをバッチリ見ようとその席に着きました。

最初に神戸クラスの先生の発声練習をして、佐渡さんの登場です。

あれ?ちょっと痩せた?

去年はもう少しお腹廻りがポッチャリしていたけど、今年の佐渡さんは
少しスリムになったかな。
顔つきは変わっていないけど、お腹廻りはストンとした感じ。
メタボを気にしているのか、忙しくて痩せちゃったのか?(笑)

レッスンは、最初から順番に1パートずつやって行きます。
始めの男声合唱の「フロイデ!」でまず勢いをつけて行きます。
何回も声を出して、みんなが雰囲気に乗って行くような感じです。
実際、本番でも合唱団が最初に発生するのはこの男声合唱の
「フロイデ!」で、この出来、勢いで、その日の気持ちに大きく影響を及ぼすと言っても過言ではないくらい。
とても大事なところだと思っています。
女性は、この声を聞いてついて来るのです。
男性側から言えば「よし!女性もついて来いよ!」と言う気持ちです。

本当に佐渡練では、何回も繰り返しやっていると、次第にみんなの声が
出て来るし、合って来るのがわかります。
これが不思議な物で、まさに「佐渡マジック」
みんなが佐渡さんの熱意を受け止めて、一つになってやってやろうと
思うんでしょうね。

佐渡練と言えばもう御馴染みになったピアノの藤沢先生。
僕が第九に参加してからはずっとこの先生です。
多分その前からずっと佐渡練ではこの先生がピアノを弾いて
いるんじゃないかな。
だから息もピッタリで、佐渡さんが話をしている時に時々ピアノで
突っ込みを入れてきます。
誘い水と言うのか、関西出身の佐渡さんですから、そこはなれたもので
ボケをかましてくれますよ。

楽しい雰囲気でレッスンは進んで行きます。
佐渡さんもうっすらと顔に汗をかいています。
まああれだけ動いていれば汗もかくでしょうね。
本番での佐渡さんの汗の量は凄いですからね。
最後の方では、動くたびに汗が飛び散っていますから。

一通り終ったところで時間も一杯。
今年の佐渡さんの印象は、結構早いかもでした。
練習ではわざとのように「フォ〜〜ル ゴ〜〜〜〜〜〜ット!」は
長かったです。
この部分は、前半の見せ場でもあるのですが、長さは当日の
佐渡さんの気分次第。
行きが続くところまでやってやるぞ!
息継ぎしないで唄ってやる。(笑)

それから、今年の楽しみの一つに、久しぶりにウィーン交響楽団から
ティンパニーのミヒャエルさんが来る事だ。
以前、ミヒャエルさんが始めて参加してくれた次の年に言った
「子供の時に見た虹を見た」と言う言葉を話してくれた。
その時にも、今年はもっと綺麗な虹を見せたいと思ったけど、
今年は更に素敵な虹が架かるように唄いたいと思っています。
その他にもウィーンフィルから、バイオリン、チェロ、クラリネット、
トランペットの4人が参加してくれます。
CHEMISTRYと一万人の合唱団の“化学反応”も楽しみです。

泣いても笑っても、本番まであとわずか。
明後日には、大阪城ホールで一万人全員が集まって、オーケストラ、
そして、CHEMISTRYも交えての総合リハーサル。
次の日は、本番通りにやるゲネプロを経て、いよいよ本番です。
嫌でも「第九モード」に突入して行きます。
posted by ツボ at 15:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 1万人の第九 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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