2008年11月27日

一万人の第九 2008-6/6 +1

僕のクラスのレッスンは終ったのですが、ケミストリーと一緒に歌う
コーラスがよくつかめないので、昨日は清原先生のクラスの
最終回に潜入して練習してきました。

ネットで見たら、ケミストリーが唄う曲目が既に書いてありましたね。
ここではあえて言いませんが、勘の良い人ならわかると思います。
単に清原先生の最後のレッスンを受けようというだけではなく、
清原先生ならその曲を良く知っているだろうという事で行ったのです。
文部省唱歌は問題なく、もう一つの持ち歌の方が問題なわけです。
その曲はと言えば、槙原敬之の作った曲です。
槙原敬之と言えば、清原先生の学校での教え子なんですよ。
以前から時々その話が出ていたので、絶対に知っているはずだと。

レッスンの最初はやはりその2曲の練習からです。
唱歌の方は簡単に終ります。
その問題の曲の方は、みんなに聞いてみても殆どの人が知らなかった。
ちょっと清原先生もガッカリ。
やはり原曲のキーがあわないのか、清原先生もしっかりとは歌いませんでした。
無理して一生懸命唄ってくれた有元先生は偉い!

そうそう、ピアノの矢吹先生が右手が腱鞘炎になったと言う事で、
腕を吊った姿で登場しました。
痛々しい姿ですが、最後にみんなの顔だけでも見たいと来てくれて、
いつものようにニコニコと笑顔で代打のピアノの先生のフォローに
まわっていました。

ピアノの伴奏で、メロディーを弾いてくれたので少しはみんなも
わかったでしょうか?
最後は、前日のリハーサルで始めてケミストリーと一緒に歌うときに、
こんな曲なんだとわかるのかな。

とにかく念入りに何回も繰り返して練習してくれて、ようやく
僕も全体像が見えてきました。
曲も昔聞いた事があったのが、次第に思い出してきました。
なんとかコーラスの部分もつかめてきて、ちょっとホッとしました。
佐渡練の時にも少しやるようなので、練習はあと3回出来るみたいです。
本番には、バッチリ決めてみたいですね。
僕の勝手な予想では、会場に槙原敬之も来るんじゃないかな。
サプライズゲストではなく、自分の曲に一万人の合唱団がついたときに、
どんな感じになるのか聞いてみたいと思うのでは。

第九の練習は、最後なので通しの練習です。
ここでもいつものように、ソリストのところをみんなに自由に歌わせます。
代打のピアノの先生は、始めてみる清原クラスの練習に
ビックリしていました。
当たり前ですよね。
ソリストのところは、歌っちゃいけないんですから練習する必要もない。
普通のクラスだと飛ばすでしょう。
そんな感じで、パート毎にチェックしながら進めて行きます。
半分まで来たところで休憩。

後半は、シャッフルしての練習。
妻と一緒に歌おうという事で集まりますが、人が思うように
動いてくれなくて詰まってしまいます。
ようやく合流したと思ったら、逆に動いて離れてしまった。
こっちが空いていると言う事で、ようやく合流できました。
最後の練習に遅れてしまい、ケミストリーの歌の練習が
出来なかった知り合いも、一緒に潜り込んでいたので3人で歌いました。
この組み合わせは初めてですね。

練習の後は、毎日放送のスタッフから今後の注意事項が告げられて、
二人の先生に花束贈呈。
このクラスは、事務局からだけではなく、クラスからも別に花束を
あげるようになっています。
帰り際に、清原先生と一緒にピアノの矢吹先生がいたので、
早く良くなって下さいと声をかけました。
打ち上げまでには治しますと力強い返事。
やっぱり打ち上げの時には、矢吹先生のピアノがないと淋しいですから。
でも、無理してまた痛めないようにして欲しいです。
posted by ツボ at 20:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 1万人の第九 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月23日

一万人の第九 2008-6/6

先日、最後のレッスンを終えました。
やっぱり経験者クラスは早いです。あっという間。
これで本番を迎えるというのは、かなり普段から練習していないと
不安で一杯です。

最後のレッスンは、まず歌のゲストのCHEMISTRYと一緒に歌う歌の
練習から始まりました。
今年は、2曲歌うことになります。
1曲目は、聞き馴染みの有る文部省唱歌なので、特に問題はないです。
何処でどう歌うかだけチェックしておけばOK!
楽譜を見ながら唄えますから。
問題は、2曲目のCHEMISTRYの持ち歌。
聞いた事はあるけど、はっきりと分かっていない。
しかも、コーラス付ける部分が結構多いんです。
歌と歌の繋ぎや、サビの部分、エンディング。
入りタイミングと音程がまだ掴みきれない。

有元先生も、よく知らないからとCDを聞いて練習してきてくれた
ようですが、クラシックとは違うのでキーが合わないみたいで、
下手なカラオケ状態で必死に歌ってくれました。(笑)
当然僕達は、そんなキーで歌えるはずもなくオクターブ下でしょう。
特に男性の方は、女性に釣られそうになり音が取り難い。
こんなんで良いのでしょうか。
バッチリと決れば、それなりにスケール感も出て綺麗にまとまりそうな
アレンジですが、ダメだとグダグダになりそうな気配もします。
去年のあの難しい「orbis」が出来たんだから大丈夫かな?

これ以上はやってられないと、第九の練習に戻ります。
チョコチョコっと気になるポイントをおさらいしてから、
前方と後方の2つのグループに分けて歌の聞き比べをしました。
クラスの半分が、ステージに集まって唄います。
女性は下で、男性は人数が少ないのでステージ上です。
普段自分たちの歌を正面から聴くことはないので、こうやって聞く事は
初めてだし、どう聞こえているかがわかってとても良かったです。
人数としては、半分なので200人くらいと言ったところでしょうか。
それでも会場の大きさからすると迫力があります。
本番では、この50倍になるのだから想像がつかない。

有元先生が、テノールのソロパートを歌います。
途中、間が空くところはソプラノを歌いまたテノールへ。
本当に達者な先生です。バスからソプラノまで歌うのですから。
歌の無い部分は飛ばすと思いきや、ピアノの先生一人で演奏を続け、
テーマの「M」の前の戦いの部分などは大変な演奏でした。

初めて聴いた合唱でわかったことは、テノールのポイントとなる部分が
聞こえないことでした。
一番目立ったのが、フーガの入りの部分で、テノールが高音から入るところが
殆どわからない。
ベートーベンが、テノールを使ってアクセントをつけているのに、
そこの部分が弱いということでした。
CDなどで聴くプロの合唱では、当然その部分ははっきりと聞こえます。
しかし、アマチュアの僕たちにとって、スコーンと出さないといけない
高音と言うのはかなりきついんです。
しっかりと出ないなとは思っていましたが、ここまで弱いとは
思っていませんでした。

これを前方、後方と順番にやってレッスンは終了しました。

最後に事務局から先生たちに花束の贈呈。
有元先生からは、お返しというか、本番に向けての励ましの
歌を頂きました。
「オ・ソレ・ミーヨ」の独唱です。
生声で、体育館一杯に響く歌声は、流石だなと感激しましたね。

あと2週間。
頑張らねば!
posted by ツボ at 13:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 1万人の第九 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月07日

一万人の第九 2008-5/6

レッスンもいよいよ大詰め。
経験者クラスで回数が少ないから余計に早い。
今回で出場条件が整ったので、本番当日の座席チケットをもらいました。
期待していたアリーナ席は無かったようです。
僕の席としては、テノールUにしていたのでやはりセンターキープ。
スタンド席の8列目でした。バスにかなり近いところです。
佐渡さんの指揮がよく見える場所ですね。

レッスンの方は、初めから順番にパートを歌って、ポイントだけ
チェックして行きました。
流石に経験者クラスだと揃っていますね。
実は、前日に初心者クラスに行っていたので、歴然としたその差に
ちょっとビックリしました。
まあ、特に初心者クラスにとって1週間空いていたというのは
余計に厳しいものがあったんですけどね。

後半では、シャッフルをして各パートがバラバラになり通しで唄う。
ソプラノ側に行ったら、ソプラノがみんな移動してしまって
ガラガラの中に入ってしまった。
知り合いのアルトの子と一緒に歌うことになりました。
2日連続のレッスンなので、声も出るようになったけど、
逆に喉の疲れも出てきて一杯一杯でした。
その分少し抑えて唄うようにして、それがかえって良い効果になった
ような感じでした。
いつも100%で唄わないようにと言われているので、こんな感じだなと
確認しながら唄っていました。
唄うって、100%で唄うと声が続かなかったり、咳が出てきたりするんですよ。
だから喉を鍛えて、70、80%の力を引き上げないといけないのでしょう。

次回が最後となるレッスン。
今年は久しぶりにゲストと一緒に歌えるようで、その練習もあるみたいです。
CHEMISTRYの場合、コーラスグループなので、合唱団がハモルのではないでしょう。
森山直太朗さんの時のように、バックコーラスをつけるのかな。
2曲も歌うようです。曲目はわかっているけど秘密にしておきます。
CHEMISTRY自身は3曲歌うのかな?
例えば、1曲目はデュオで、2、3曲目にコーラスつけるとか。
ユニゾンは、避けて欲しいですよね。折角なのに面白くないから。
一万人バージョンでハーモニーを作ってくれないかな。佐渡さん。

そうそう、間の休憩の時に誰かに後ではボソボソと何を言っているか
分からないと言われたようで、後半からははっきり喋りますと言って
丁寧な白々しい話し方になっていました。(笑)
先生も大変です。
女性は人数が多いから後ろに長くて距離があるからでしょうね。
本番のように、男性の後ろにも席を作ったら良いかもしれないですね。
posted by ツボ at 14:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 1万人の第九 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月20日

一万人の第九2008 ゲスト決定

第九のレッスンも、経験者クラスだとあと2回で終わり。
佐渡レッスンのスケジュールももらい、いよいよ次回には
本番当日のチケットがもらえる事になりました。

目指せアリーナ!

折角経験者クラスになったのだから、こうなりゃアリーナ席を
ゲットせねば甲斐が無い。

そうそう、今年のゲストの発表がありました。
今年はまったく予想をしていなかったので、見た瞬間に
「ほぉ〜〜〜!そうきたか!」
って感じでした。

今年のゲストは、CHEMISTRYです。
男性のデュオ。
ハーモニーが綺麗ですね。
と言うことは、今年も一緒に歌うのではなく、オーディエンスとして
聞いていられるような感じかな?
コーラスも出来なくは無いけど、多分入れないほうが良いでしょうね。

最近ちょっと見かけないけど、11月に新曲が出るようです。
冬には似合う二人ですから、しっとりとしたハーモニーが
ピッタリかも知れないですね。

阪神の日本一もちょっと危うくなってきたので、昔言っていた
日本一になったら選手登場と言うのも無いだろうし、今年は
サプライズ無しで、CHEMISTRYをじっくり聞きましょう。
posted by ツボ at 15:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 1万人の第九 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月27日

一万人の第九 2008-3/6

またまた更新をサボっていました。
この間に、2回目のレッスンもあったのですが、
さすがに2週間以上前の事までは書けません。(汗)

木曜日にあった3回目は、フーガの部分を詳細に練習。
前回の2回目で、練習したところから続けてフーガまで来ていたので、
察しはついていました。
経験者クラスと言う事で、いきなり歌っても歌えるものだから、
レッスンの最後に練習したパートから続けて、次回の予告の如く
唄って行くのです。
これが有元先生のやり方なのかもしれませんね。

やはり先生によって教え方が違っていて、それは新鮮な感じでした。
パート同士の関係などを、「ここは、このパートとこのパートが、
2つのテーマを唄っているんだ」とか「ここで終わろうとした時に、
このパートが突然テーマを唄いだして、まだ続くようになる」とか。
ベートーヴェンに聞いてきたかのような、自論なのかよくわからない
解説がついて面白かったです。

2週間ぶりと言う事で、最初はなかなか声が出ず、ファルセットで
歌わなければいけなかったのですが、後半からは何とか声も
出るようになってきました。
間で大きな声を出す事がないので、今後は考えて行かなければ
いけないかもしれません。

次回は更に1週空いて3週間後となるので、どこかで潜り込んで
練習をしようかと企んでいます。(非公式です)
ブログで言ってしまうとバレバレですが(笑)

コレで半分終った事になり、やはり6回のクラスは早いです。
と言うか、練習が足りません。
来年は、なんとか12回クラス(初心者クラス)に当選しなければ。
posted by ツボ at 13:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 1万人の第九 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月30日

一万人の第九 2008-1/6

今年は、経験者クラスになったのですが、そうなればそれで頑張りますよ。

やはり先生は有元先生。
発声練習で「隣のビアガーデ〜〜ン♪」をする先生です。

この先生の凄いところは、多分本人はバリトンだと思うのですが、
バスからソプラノまで声が出るんですね。
これは、音域からすると常人ではとても無理な物です。
音域からすると何オクターブになるのやら?

初めての「経験者クラス」
どれくらいのペースでやるのかと思っていたら、やはり早かったです。
歌詞や音程はわかったものとしてやっているので、殆ど最初から
歌いだすといった感じで、軽く言葉を確認するとすぐに
歌の練習に入る。
少ない回数なので、少しでも多く歌おうということなのでしょう。
いきなり最初からMのパートまでやりました。
このペースだと、あと2回くらいで最後までやるのでしょうね。

以前の清原先生のクラスから流れてきた人もいて、見知った顔がチラホラと。
今年で6回目となる第九ですから、顔馴染みも増えてきました。
2週間に1度の練習なので、いつも以上にやらないといけないので、
普段から声を出さなければならないと思うのですが、これが意外と
難しい物なのですよ。
カラオケでも良いから歌わないといけないのかな。
posted by ツボ at 00:54| Comment(4) | TrackBack(0) | 1万人の第九 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月28日

あれれ。。。。

今年も「一万人の第九」のレッスン開始の時期になりました。
そろそろ、当選通知をプリントアウトしておかなければと、
じ〜〜〜こ、じ〜〜〜こと打ち出してみると

(・−・)・・・ん?

何か違和感が。。。。

ウチの彼女の時には感じなかった物がそこにある。
僕の当選通知に、見慣れない文字を発見した。

「大阪4」????

あれ?「大阪C」じゃなかったっけ?

彼女の通知を見ると「大阪C」

僕の通知には「大阪4」

(≧◇≦)エーーー!
そんな馬鹿な!

ってことは、清原先生のクラスじゃない。
更に、激戦のアルトの彼女が通って、テノールの僕が落ちたって事。
しかも、そのクラスは「経験者クラス」なので、レッスンが
半分の6回しかないクラスだ。

ちょっとここの所バタバタしている僕にとっては、有難いこと
なのかも知れないけれど、練習の期間が最低でも2週間空いてしまうので、
なかなか喉の調子が整わない。
「経験者クラス」に言った人からもそんな声を聞いた事がある。

まあ、そのクラスは清原先生と並ぶ名物の有元先生なので、
それはそれで楽しみです。
どんなレッスンになるのでしょうか。
先生が違うと教え方も違うので、ハッとしてヒントを掴む事もあります。
今年は、こちらで頑張ってみよう。

さて、第1回目と参加受付が今日あります。
もう少ししたら行ってきま〜〜〜す。
posted by ツボ at 16:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 1万人の第九 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月22日

今年も第九だ!

ブログも放置プレイで、夏祭りの準備やら、仕事もにわかに
忙しくなったりと、ずっと忘れていたのです。
ふと、知り合いのブログを読んでいて気がついた。
恒例の「一万人の第九」の申し込みの発表がとうに過ぎていた。
申し込み時のメールを探して確認してみると、二人揃って
第一希望で通っていました。
勿論今年も清原クラスです。多分。
あの時間帯で、あの場所なのは清原先生しかいないので、
確信を持って申し込みしました。
これで違っていたらかなりの引っ掛けでしょう。(笑)

男性の僕は、単独で申し込むとまず落ちる事は無いのですが、
女性、しかもアルトパートは大激戦区。
妻が通るかどうかは賭けみたいなものです。
今年は、もし落ちた時の事も考えて、安全と思えるようなところを
第二・第三希望で出しておいたけど、なんとか第一希望で
いけたみたいで一安心。
別々のレッスンと言うのも淋しい物ですからね。
知り合いも増えてきているから、毎年ここで会うのが楽しみみたいな
事もあるし。

発表からずいぶんと経ってしまっていて、今更どうだったとか
聴き難いような感じになってしまいました。
8月の末にはまたみんな顔を会わせて再会を喜ぶのでしょう。
先生にも顔を覚えてもらっているので、また会った時には
「今年も宜しく」と言っておこう。

今年はちょっと真面目に腹筋とかして声が出るようにしようかな。
去年はサボっていて、最後まで自分で納得の行くようには
唄えていなかった気がするから。
チャリンコで心肺機能が上がってきているから、今まで以上に
良い結果が出せそうな予感。
ガンバロ!
posted by ツボ at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 1万人の第九 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月23日

今年の番組は

今日「一万人の第九」の放送がありました。
予想通り、中島美嘉さんと久石譲さんが中心になっていました。
進行は順番を変えてまずは中島美嘉さんにスポットを当てたもの。
続いて久石譲さんの「Orbis」の苦労話のような感じだった。
山本直純さんのメドレーはサラッと流しただけで、今までの歴史を
振り返るほうがメインになっていたようです。

ちょうど1回目の時は、大阪城ホールが出来た年でしたが、
その時には募集広告も新聞で見たような記憶があります。
勿論番組も見ましたが、そのイベントに自分が参加している
なんてことは、その当時には想像も出来ない事でした。
大阪城ホールの杮落としは、喜太郎のコンサートでした。
その前の年だったかな?
僕は初めて喜太郎のコンサートに行って感動したので、この杮落としも
見に行ったんですよ。
まだ、スモークが上手く出なくて、アリーナ全体が雲のように
ならなくて少し残念だったのを覚えています。
多分広すぎてスモークの量が足らなかったんでしょうね。

その年に生まれたのが、今年のゲストの中島美嘉さんです。
多分今年のゲストを選ぶ際に、この年に生まれた人から
中島美嘉さんに決めたのだろうと思います。
番組の中では、一番良かった「The Rose」は殆ど流れなくて、
BGMのように流れていました。
まあ、メインはオーケストラバージョンにアレンジした「LIFE」と、
一万人と一緒に歌った「きよしこの夜」でしょうから仕方が
無かったのでしょう。

久石さんの「Orbis」も時間の関係で、ほんのさわりくらいしか
流れなくて、あの曲の壮大さが伝わっていなかったかもしれない。
いろんな権利関係で、放送できないのは残念な事ですね。
そう考えると、森山直太朗さんの時には2曲完全に流したというのは
凄い事かも知れないです。

まだコマ送りで見ていないので、はっきりと確認は出来ていないけど、
位置から言って僕が映っていたのは間違いないでしょう。
中央のスタンド5列目ですから。
妻がいた辺りもさーっと流していたから、よく見てみると
映っていたかもしれない。
それを探しながら見るのも楽しいかも知れないです。
これで今年も暮れて行くんだな。
posted by ツボ at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 1万人の第九 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月19日

一万人の第九 2007 特別編をアップ

今年の「一万人の第九」の様子をまとめた物をHPの方に
アップしました。
かなりの部分は、こちらのブログで既に紹介していますし、
内容によってはブログのほうが詳しかったりもします。
「一万人の第九」本番当日の模様を、時間に沿ってまとめた物として
見てもらえれば良いです。

早めにアップするつもりだったけど、ブログにいろいろ書いて
いる内に終ってしまったような錯覚に陥っていました。
例年よりも少し遅れたような気がしますね。
放送日は今週末の日曜日なので、そんなに時間が無くて、
放送の案内としては役に立ちそうも無いです。

番組の方は、多分久石譲さんの作ってくれた「Orbis」から入って、
山本直純メドレー、そして中島美嘉さんの歌で殆どの時間を
使っちゃうのでしょう。
中島美嘉さんの歌は、レコード会社との関係で「LIFE」を
流すのかどうか。多分流さないか、流してもちょっとだけでしょう。

今年の第九は、どの部分を使うのでしょうか。
テーマの「M」のパートはいつものように使うでしょうが、
「フォール ゴット!」や二重フーガの部分を使ってくれないかな。
第三者的に見てどうなのか楽しみです。
それと終った後の、佐渡さんや小倉さん、中島美嘉さん(久石さんも
あるかな)の感想も聞きたいしね。

番組の放送は、12月23日(日)14:00〜14:54 の予定です。
大阪毎日放送をキー局に、北海道、東京、名古屋、九州の
系列局で放送されます。

僕がまとめた今年の第九は
「一万人の第九 2007 特別編」 を見てください。

(追記)
テレビガイドを見たら「一万の第九」が載っていて、それによると
中島美嘉さんの歌は3曲とも書いてありました。
フルで流すかどうかは分かりませんが、3曲放送するのは確かなようです。
posted by ツボ at 19:20| Comment(0) | TrackBack(1) | 1万人の第九 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月09日

一万人の第九 2007 本番

本番の様子をアップできるまでに時間もかかりそうなので、
やはりブログのほうでも少しだけ書いておくとします。
逆に「特別編」とダブル事もあるでしょうけどね。

ちょっと長めの休憩を挟んで、いよいよ本番が始まった。
舞台が暗転した後にペンライトで「第25回」が浮かび上がる。
そして、東京のサントリーホールと繋いで同時に演奏をする
ことになる25回記念曲「Orbis」
東京からパイプオルガンの音が響く。
遠くから聞こえてくるような女声合唱の
「オ〜〜〜、オ〜〜〜、オ〜ルビ〜〜〜ス」
男性も加わってより神秘的な音になる。
後は特別合唱団の不規則なリズム展開となる。確かに難しそうだ。

次の山本直純メドレーは、合唱団は殆どお休みで特別合唱団まかせ。
最後の「歌えバンバン」だけ参加するのですが実はこの曲は知らない。
後から古い人に聞いたら、直純さんがやっていた時代には
この曲をやった事があるらしい。だから知らなくて当然だったのだ。

第1部の最後は歌のゲストの中島美嘉さんが登場。
リハーサル、ゲネプロとスッピンだったが、やはり本番になると
バッチリメークで登場でした。髪もウェーブをかけてまとめていた。
黒いスリットの入ったドレスで、大正時代のファッションかな。
“モガ”って言われるスタイルです。
そうそう、高いヒールだったのもちょっとビックリ。
歌う時には裸足なんですが、この衣装だとスリッパはおかしい
だろうからそうなんだろうけど。
「LIFE」のオーケストラバージョンは、本番が一番合ってました。
少しずつ修正して合わせて来たのでしょう。
やや半身のポジションで、佐渡さんの指揮を見ながら歌って
いるようにも見えました。

30分の休憩が終ると、第2部の第九が始まる。

本番となるとみんなも気合が入るのか、ゲネプロでは居眠りをしていた
隣の人もしっかり起きて聞いていた。
第三楽章の時にソリスト達が入ってくると、いよいよだと背筋が
伸びてくるものです。
ファンファーレで一斉に立ち上がり、バリトンのソロから
“フロイデ!”を待つ。
男声合唱が勢いよく切り込む瞬間だ。
“フロイデ!”
スパッと出た。今年もいけるぞ!
上手く入れた事で少し興奮したのか、合唱の入りの部分
“ダイネ ツァーベル”のところで喉が詰まってしまった。
すぐに歌いだしたが参加5回目にして初めての失敗だった。

喉の痛みも感じなくなっていたが、やはり少し本調子とは
言えないようだ。ところどころで声が出にくいところがあった。

マーチは、今年はテノール2にしたのですが、興奮してくると
慣れた方が頭に浮かんできて、後半はテノール1を歌ってしまった
ような気がする。はっきりと覚えていないのだが。。。

全体のズレは、本当に分からないほど合っている。
今年はほぼセンターにいるのだから、例年よりもソプラノとの
距離は遠くなっているはずだ。と言うことは、その分声が遅く
聞こえてくるはずなので、よりズレて聞こえるはずなのだが
気にならないくらい普通に歌えた。
みんなが佐渡さんの指揮を見て歌うことに慣れてきたのだろう。
指揮棒に合わせている限りずれる事はない。

順調に進んで最後のフレーズに入ってくる。
この“ザイトゥムシュルンゲン、ミリオーネン”はリハーサルの時から
今年の佐渡さんは早いと思った通りに早かった。
メチャクチャ早かった。
合唱団は早口言葉。
オーケストラは一瞬ついて行けずに取り残された。
その後どちらが合わせたのか分からないけど、次の瞬間には
合っていて無事に最後を迎えれました。
僕の方はもう声が出ないのは分かっていましたが、ここで裏声に
してしまうと後悔しそうだったので、勢いで歌い切りました。
隣の人には悪かったかな。
まあ、それくらい今年は入り込みました。細かい事もあまり
覚えていないし、一心に歌った感じです。

鳴り止まない拍手の中、お別れの「蛍の光」へと移行して行きます。
ここで最後の仕事「25」の表示をしました。
ちょっと振ってみたりして目立とうかと思いますが、そんな子供みたいな
事をやるわけにも行かず、指示通り横向けにじっとしていました。(笑)

この様子は12月23日(日)14:00〜14:54
大阪毎日放送をキー局に、北海道・東京・名古屋・福岡の系列局で
放送予定です。
内容は分かりませんが、予想では久石譲さんの「Orbis」に始まり、
山本直純メドレーをやってから、中島美嘉さんの歌。
これは3曲全部はしないのではないかな。レコード会社との関係で
どの程度流すのか。「LIFE」以外の2曲は著作権はないでしょうが。
合唱の部分は、もともと15分間くらいなのですが、これまでの
放送結果ではトータルで5分もなかったような気がします。
それでも雰囲気だけは伝わると思いますので、感心や興味を持った方は
是非見てみてください。
posted by ツボ at 17:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 1万人の第九 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月08日

一万人の第九 2007 打ち上げ

本番終了後、仲間達とホテルのロビーで待ち合わせて打ち上げ会場へ
向いました。今年は10人で参加。
いつもは向い合わせの席で長く繋がっているんですが、
今年は人数の関係か大きな丸いテーブルを独占。1グループで
1テーブルになっているからやり易い反面、グループで落ち着きすぎて
全体との関わりが薄くなったような気もしました。

なにはともあれ、この打ち上げで騒ぐのが楽しみで続けてきたような
練習だったから、一緒に本番を終えた仲間と飲むのが最高です。
乾杯の後はすかさずゲーム。
2年前のラッキーを期待しながらクイズに望んだものの、
あえなく第1問目で敗退。。。。。Σ( ̄ロ ̄lll) ガーン
敗者復活とも言う2回目も同じく第1問目で。。。。
全くスリルも何もなかったです(笑)

そうこうする内に、クラス担当の清原先生が向こうの打ち上げを
抜け出して駆けつけてくれました。ピアノの矢吹先生も一緒です。
更に特別ゲスト。韓国の合唱団組織のお偉いさんだとか。
そして、お嬢さんが有名なバイオリニストだと言う事でした。
もう一人、音楽関係の雑誌の人もいて、この打ち上げも取上げるとかで
一杯写真を撮っていましたよ。

紹介が終ると準備が整ったのか、そのお嬢さんがバイオリンを持って登場。
おぉ〜〜〜〜〜!
予想外の展開に場内は騒然。
オケのCDを持ってきていたようで、リズムが流れると
バイオリンの演奏が始まりました。
タイプ的にいうと日本の葉加瀬太郎さんのような演奏スタイルで、
演奏してくれたのもクラシックではなくポップな曲でした。
みんな総立ちで手拍子パンパン!
長い黒髪を振り乱しての演奏はカッコ良かったです。
アンコールも入れて4〜5曲やってくれたでしょうか。
まさにハプニング。
清原先生も「これは第九の打ち上げですよぉ〜〜!」と
嬉しい悲鳴を上げるほど彼女の演奏で盛り上がってしまいました。
ちゃっかりサインもしてもらったのですが読めなくて、
名前がわかりませぇ〜〜〜ん(すみません)

テンションが上がっているところで、恒例の清原先生の
ハッピーバースデイ!
実のところ、12月生まれだとは分かっているものの何日なのかは
覚えていません。

でも。。。。。
そんなの関係ねぇ〜〜〜! そんなの関係ねぇ〜〜〜!

祝う物を祝えば良いのです(笑)
そして、これも恒例の月毎のみんなのハッピーバースデイ。
順番に自分の月になったら壇上に上がって祝ってもらいます。
「ハッピーバースデイ トゥー ユー♪」と歌ってもらうだけですが。

みんなの誕生日を祝った後は、お待ちかねの第九合唱です。
本番終了後に、ボロボロに泣いたという矢吹先生(すみませんばらしました)の
ピアノ演奏で最初からスタート。
バイオリン演奏で、ちょっと時間が押してしまった為に
はしょりながらもマーチとテーマは外せません。
みんなで肩を組んで大合唱。
本番も終ったし、お酒も入っているから余計に大きな声で歌っています。
みんな明日は大丈夫か?

フィナーレは、これも恒例となったフォークソング。
「翼をください」「今日の日はさようなら」
この時だけは、第九の打ち上げではなく学生時代を思い出します。
学生時代はフォークソング全盛だったからね。

いろんな事がてんこ盛りだった今年の打ち上げでした。
毎年幹事さんは大変だと思いますが、今年は予想外のハプニングで
予想外の大盛り上がり。
来年はこんな事は無いだろうと思いながら、家路につきました。

みんな、また来年も歌おうね。
posted by ツボ at 12:28| Comment(1) | TrackBack(0) | 1万人の第九 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月07日

一万人の第九 2007 ゲネプロ

ゲネプロとは、本番と同じ段取りで行うリハーサルの事です。
ここでオープニングは、先程テストをしていた東京のサントリーと
繋いでの演奏が開始されました。
久石さんのアレンジでは、「Orbis」と言う曲はパイプオルガンを
使うのですが、大阪城ホールにはパイプオルガンなんてありません。
そこで、東京のサントリーホールでパイプオルガンを演奏して
それを大阪に送って一緒に演奏しようと言うものでした。
ただでさえモニター画面とのずれがあるというのに、東京から
送ったのではどうなるかと思いきや、毎日放送の技術を駆使して
タイムラグ無しで映像と音を再現できるようです。
それならこのホールのモニターもどうにかしろよと、思わず心で
突っ込んだのは僕だけだったでしょうか?(笑)

とにかくモニターから流れる映像と音は、佐渡さんの指揮に
ピッタリ合っています。凄い技術だ!
そう、サントリーホールにも指揮者はいるし、オーケストラもいます。
でも全体の指揮をリードするのは佐渡さんなのです。佐渡さんの指揮に合わせてオルガンの奏者は演奏しているのです。
だから行って帰ってで2倍遅れるはずなのに合ってるんですね、これが。
ここで初めて「Orbis」と言う曲の全体像が見えました。
これってオープニングのテーマ曲と言うよりも、壮大な組曲じゃないの。
久石ワールド恐るべし!

この後は山本直純メドレー。
息子さんが来られており直純さんのエピソードを披露して、
なるほどね〜〜〜、やっぱりと妙に納得。
だけど本当に直純さんのはいろんな曲を作っていたものだと感心します。

続いてゲストの中島美嘉さんが登場。
この時もまだ、すっぴんバージョンでこの雰囲気で行くものだと
確信していました。
前日と同じように白いフワフワのスリッパで出てきて、
前に立って裸足になる。このスリッパを脱ぐ時と、抱えて帰る仕草が
とても可愛らしかったです。
最初の「LIFE(オーケストラバージョン)」は、リハーサルよりは
合ってきているけど、まだオーケストラより遅れている気がしました。
もともと速いテンポの曲を、必要以上にゆっくり歌っているようでした。
ただ同じようなスローバラードの「THE ROSE」は、何故かピッタリと
オケに合っているようで違和感が無い。もともとのテンポを
お互いが分かっているからでしょうか。
最後の「きよしこの夜」は、合唱団と一緒にユニゾンで歌うことに
なった通り、やっと歌う事が出来ました。
でも、もっとコーラスをつけて歌いたかったな。

そうそう、本番では言わなかったけど、このゲネプロのときに、
小倉さんと佐渡さんが中島美嘉さんを好きで「CD聴きまくってる争い」を
していました。全く大人気ないオヤジ二人でした(笑)

第一部の練習が終って休憩。
ここでお弁当を食べてしまいます。
今年は初めて近くになった妻と一緒に食べました。いつもは
対角線くらい離れていたので移動が大変で別々に食べていたから。

休憩が終ると第二部です。
ここからが第九の練習なのです。
初めはオケのチェック。少しずつ区切りながらやって行きます。
第三楽章まで終るといよいよ合唱のチェックです。
昨日の事があったので始まる前に「今日は大丈夫?」とキュウちゃんを
からかってから演奏開始。
ファンファーレに続いて一斉に立ち上がり歌いだす準備。
バリトンソロの歌い出しの時に、ちょっと貯めてから佐渡さんが
キュウちゃんにタクトを振った。微妙に顔が反応したが、
何事も無いような顔でキュウちゃんが歌いだした。
もう後は歌うしかない。昨日よりも全体が合って来ている。
本当に見る見る変化して化けてくるから不思議だ。
通しで歌い終わって、佐渡さんは何も言う事が無いと満足げに
練習を終ってしまった。
ちょっと面食らった。もっと練習しなくて良いの?
まだ時間はあるんだからと思ったが、佐渡さんが良いと言うなら仕方ない。
遅れていた予定が逆に30分も早く終ってしまった。

なんか今年はペースがつかめない。
時間が出来たのでトイレも問題ないだろう。
もうじきお客さんが入場してくる。
いよいよ今年の本番が始まる。

本番の様子は「特別編」で書くことにして、最後は終った後の
レッスンクラスの打ち上げへと繋ぎます。


posted by ツボ at 01:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 1万人の第九 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月05日

一万人の第九 2007 ゲネプロの前まで

さあ、「一万人の第九」本番当日。
この日は朝から良い天気。
僕が過去4回参加したときは、リハーサルか当日に雨が降っていた事が
多かった。両日とも綺麗に晴れたのは初めてじゃないかな。
今年は例年よりも早く9時集合。
25回目と言う事でやる事が多く、練習や注意事項、段取りに
時間が掛かると見ているのだろう。
最初に行う席詰めの作業も、早かった去年と比べて段取りが悪い。
男性は比較的簡単なのですぐに終るはずが、最後になっての調整が
ゴタゴタして終らない。
仕舞いには一席だけ左に寄れと言い出し、テノールが一列だけ
バスの集団に入るという変則的な席で落ち着かせられた。多分、バスが一列余っていて、逆にテノールが一列飛び出した
ような事になっていたのではないだろうか。
お蔭で僕は25回を表示する一文字の担当になった。
暗くなったところで光るサイリュームをオデコのところにかざす
役割りだけですが。

女性の方も、中通路の上としたとは別々に動かす事も出来ただろうし、
スクリーンの手前と向こうとで動かす事も出来ただろう。
ひとつずつやっているからなかなか終らない。
ようやく終ったところで、今度は東京と中継を繋いで演奏する為の
テストが始まり、それに時間が掛かって予定はドンドン遅れる。
予定がずれそうなので突然トイレ休憩になったが時間が15分と短い。
これでは女性は到底無理だろうと思った。結果的にはトイレを
2箇所にされた男性も間に合わなくなり、席に戻るよう促すスタッフと
オジサンが言い合いになったりもしていた。
一瞬遅れを取った僕も、トイレの中で清原先生の“肩叩き”を
聞く羽目となり、発声練習途中にようやく席に戻れた。
この発声練習のときに、多分清原先生も気になったのだろう、
「Orbis」のパートごとの練習をしてくれた。
今まで何となくしか分からなかったものが、ようやく分かったような
気がして助かった。まだ核心は無いものの、おぼろげに見えた感じだ。

ゲネプロの話に入ろうとしたのですが、思ったよりもその前が
長くなってしまったので、ゲネプロの話は次に持ち越します。
posted by ツボ at 19:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 1万人の第九 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月04日

一万人の第九 2007 リハーサル

昨日は総合リハーサルの前半部分を書きました。
25回記念に久石譲さんが書き下ろした「Orbis」と言う曲。
ここで久石さんと言ってもピンと来ない人の為に言っておくと、
一番分かり易いのが宮崎駿監督の映画の音楽を担当している人です。
「風の谷のナウシカ」だとか「となりのトトロ」、「もののけ姫」などなど
数え上げたらキリが無いほど。
番組やCM、その他にも沢山の楽曲を作っています。
今日本で一番活躍している作曲家でしょう。

それとこの一万人の第九の発案者である山本直純さんのメドレー。
「フーテンの寅さん」「ミュージックフェア」「マグマ大使」など
これも直純さんとビックリするような曲ばかりでした。
この二人の作曲家と中島美嘉さんの歌で前半は終了。

さてここからが第九の練習であり、今回の最大のネタの一つでもあります。
今日の記事のタイトルは、検索のキャッチ用に普通にしましたが、
本当のこの記事のタイトルは。。。。。

「ソリストも人の子だった!」

何があったかと言うと、前代未聞のハプニング(引っ張りますよ 笑)

第九は四つの楽章から出来ていて、合唱の部分は最後の第四楽章だけなんです。
なので僕たち合唱団は、第四楽章までは座って待っています。
ソリスト達は、最初から待っていると長いので初めは楽屋にいて、
喉の調子を整えていたり、ストレッチをしたりしているのでしょう。
比較的短い第三楽章が始まる時に舞台に登場して、第四楽章を待ちます。

第四楽章も最初から歌があるのではなく、少しづつテーマとなる
有名な部分が聞こえ出し、だんだんと雰囲気が盛り上がってきます。
突然、静寂を切り裂くようなティンパニーの音にあわせて合唱団が立ち上がり、
いよいよバリトンのソロから合唱が始まって行くのです。

この時のバリトンのソロは、朗々としていて男声の素晴らしさを
感じるところです。
このソロに引き続いて「フロイデ!」これに呼応して男声合唱が
「フロイデ!」と続き合唱が始まって行きます。
僕は個人的にこの時の男声合唱の出来が、その日の第九全体に影響すると
思っているくらいに重要な入りなのです。

ここで少し話はずれますが、レッスンしている時に時々冗談で
ソリストのパートを歌ったりします。第九をより知って歌って
欲しいと言う事もあるのでしょう。
清原先生はいつもこういう冗談を言います。
「もし当日ソリストの調子が悪いときには、代わって歌って
もらうかも知れんから、しっかり練習しといてね」
過去には、ソリストの後ろでボーっとしていた人が、佐渡さんが
タクトでピット指すものだから、ビックリして「フロイデ!」と
歌ってしまいソリストがビックリして振り返った事があるといいます。
この話の真偽は定かではありませんけどね(笑)

勘の良い人は何となく気がついたかも知れませんが、
「事実は小説より奇なり」です
バリトンのキュウ・ウォン・ハンさんは、2004年から参加しており
佐渡さんとは他の時にも共演している人です。
今や一万人の第九のバリトンは彼と言うくらいに馴染んでいます。
そのキュウちゃん(あえて呼ぶ 笑)が、バリトンのソロを
歌い終わった瞬間に、何を思ったか自分の席に座ってしまったのだ。

え〜〜〜っ!何でと思った。
佐渡さんも気付いて、タクトを下から振り上げてキュウちゃんに
立てと言わんばかり。
振りながら思わず「フロイデッ!」と声を漏らしていた。
僕も一瞬、いつも清原先生が言っているように「フロイデ!」と
代わりに叫びかけたが、キュウちゃんが慌てて立ち上がる姿が
見えたので喉で止めて、合唱の「フロイデ!」を歌うことにした。
しかし、2回目のバリトンの「フロイデ!」には何人かが叫んでいました。

その後またバリトンのソロを歌いながら、モニターに映し出された
キュウちゃんのバツの悪そうな照れた顔が面白かったです。
当然、区切りがついたところで練習はストップ。
緊張していた場内は一瞬にして和やかなムードに包まれました。

佐渡さんからは「大丈夫?」と突っ込まれ、照れ笑いを
するしかなかったソリストのキュウちゃん。
本番じゃなくてほんとに良かったよね。(笑)

本番当日のゲネプロの時にも、佐渡さんはこの部分の指揮を
一瞬ためて出す等、キュウちゃんをいじっていました。
流石にキュウちゃんはゲネプロともなると、真剣になっていて
佐渡さんのいじりにひるむことなく、堂々と歌っていました。

がっ!
佐渡さんが、一瞬ためた意味は当然分かっているし、いじられた事も
気付いているわけで、モニターに映った顔が一瞬反応したのを
僕は見逃していませんよ( ̄▽ ̄) ニヤ

女性は特に詳しい事が見えていなかったようなので、近くで全てを
見ていた僕としては、みんなに教えてあげなければいけないという
使命感で記事を書きました。
キュウちゃんゴメンね。ネットでばらしちゃった。(笑)
これは、一万人の第九史上に残る語り草になることでしょう。
歴史に名を刻んだんですね。キュウちゃん。。。。(笑)

ソリストと言えども人の子。
同じ人間なのだと知った出来事でした。
posted by ツボ at 19:54| Comment(4) | TrackBack(0) | 1万人の第九 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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