錦織圭選手はセットカウント2-3で敗退しました。
ここまで調子の良かった錦織圭選手でしたが、
準々決勝での相手はフランスのツォンガ選手に
先手を許してしまい、あと一歩と言う所で
逆転勝利とは行きませんでした。
風が強く吹いており、その事を意識しすぎた
錦織圭選手は、自分のプレーを見失い、
考えていた作戦を行えず、強打で来ると思っていた
ツォンガ選手の粘りのプレーに、錦織圭選手の方が
ミスを重ねてしまうと言うことになった。
第1セットは、錦織圭選手らしいプレーは殆ど無く、
サービスゲームを全部落としてしまい、あっという間に
取られてしまった。
第2セットに入ってもペースは変わらず、ずるずると
ゲームを取られていった。
ところが、これまで敵だった風が錦織圭選手に味方した。
2-5となって、このまま第2セットもツォンガ選手の
ペースで押し切られそうになった時、風でスコアボードの
一部が落下すると言うハプニングが起きた。
試合は中断し、選手は一旦ロッカーに引き上げた。
ここでコーチとも話が出来た錦織圭選手は、
落ち着きを取り戻し、作戦を見直すことが出来た。
ゲームが再開されると、錦織圭選手のプレーが
本来の姿に戻りつつあった。
このセットを粘って4-5まで盛り返した。
結局、追い着けずに4-6で落としてしまったが、
これまでの錦織圭選手とは全く違うプレーになった。
第3セットは、お互いにサービスキープを続け、
ストロークでもほぼ互角に打ち合う接戦となった。
これを、相手のサービスゲームをブレイクすることで
6-4で取ると、第4セットも勢いそのままに6-3で
連取し、セットカウント2-2のタイに持ち込んだ。
ただ、完全に錦織圭選手のペースになりかけていた
ところで、最後のゲームでツォンガ選手は以前の
プレーに戻るきっかけを掴んでしまった。
セットカウント2-0であと1セットと言う所から
2-2まで追い着かれてしまったツォンガ選手は、
ある種の開き直りとも言えるように、積極的な
プレーに戻してきたのだ。
開始直後のようなプレーに戻ったツォンガ選手、
調子を戻した錦織圭選手と我慢比べとなった。
第4ゲームで、40-15とリードしながら逆転されて
サービスゲームを落としてしまったことで、
一気に流れはツォンガ選手へと流れ、サーブの
調子も上がってきたツォンガ選手が6-3でセットを奪い、
セットカウント3-2で錦織圭選手を退けた。
もう少し早く、自分のプレーを取り戻せていたら、
勝てていたと思えるのですが、これがスポーツと言うもので、
結果がすべてとなります。
敗れた錦織圭選手も、悔しいながら、ここまで勝ち進んで
来れた結果については納得しており、苦手としていた
クレーコートにも自信が付いたようだ。
この後は、グラス(芝生)やハードコートでの試合となる
ので、錦織圭選手にとってもやりやすくなるだろう。
日本人男子が、グランドスラムの大会で優勝するなんて
いうのは、まさに夢のまた夢だったのだが、錦織圭選手に
よって、それが夢ではないのだと思わせてくれた。
これからも益々強くなって行くであろう錦織圭選手に
期待して、僕らも応援を続けて行きたいと思います。
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